AL CASTELLO

2018イタリア旅じたく 旅の立案

今年のイタリア行脚のおしながきは、雪による遅延で帰国便を逃しまくった昨年の行脚を家臣たちと回想しているうちに自然と決まっていった。

「カーニボン、ミュンヘンのビッラはンマかったですねぇ」
「ホーフブロイハウスも行きたかったですぅ、ミヅーラさまぁ」

「メルカティー二・ディ・ナターレ(クリスマス市場)もキレイでしたねぇ、カーニボン」
「グリューヴァイン(温葡萄酒)も美味しゅうございましたぁ、ミヅーラさまぁ」

それならば、と高らかに宣言するミヅーラさま。

「今年も昨年と同じルート、しかし逆向きとします!(喜)」
「すはっ!また朝からホットドッグがいただけるのですねぇ!(歓)」

ミラノからミュンヘンへ!今年はすごろくにしてみましたぞ
ミラノからミュンヘンへ!今年はすごろくにしてみましたぞ

旅の情報収集

昨年の行脚は12月に敢行したが、今年はメルカティーニが始まる11月下旬に設定。この時期&地域のお宿は埋まるのが早いため、まずは直前までキャンセル料なしの部屋を押さえておきましょう。

昔は現地で部屋を見てから決めるというスタイルだったが、今はアプリで予約という楽な時代。まあ、昔スタイルの方が宿主との会話もあり楽しかったのだが・・・。

そして旅費で一番割合を占める航空券は、

  • フィンエアーは同日着で最速だが高い割にメシが少ない
  • キャセイは好きだがオープンジョー(注1)だからか今回異常に高い
  • 待てよ、中華系ならフィンエアーの半額程度
  • もれなく上海観光もついてくる

というワケで、ケチーラさまの心はすでに定時運航率6割の悪名高いエアチャイナ(中国国際航空:以下CA)に傾いていた。

注1:単純往復と違い、往路でINする空港と復路でOUTする空港が違うこと。

はいは~い、ここテストに出ますよぉ
はいは~い、ここテストに出ますよぉ

新しいお仲間登場!

「ミヅーラたまぁ、京都でみつけましたよぉ」
「ンマい立ち呑み屋か何かですかな、カーニボン?」

そんな会話があったかどうかは忘れたが、カーニボンがご奉公先のおつかいで京都を訪れた時に見つけた、ミヅーラさまがずっと欲しがっていたものをついにゲト!

そう、新しい旅のお仲間でありますところの、『キャリーにもなるリュック』、いや、『リュックにもなるキャリー』、ええい、どちゃらでもええわい。

荷物が増え重くなったキャリーをイタリアのデコボコ石畳で運ぶのは足が取られしんどいが、これと小さいスケ次郎の併用ならば少し快適であろうぞ。この新人は『スケ三郎』と命名しよう。

今回はスケさんお留守番、この布陣で参ろうぞ!「あいつらワタクシをのけものに・・・」
今回はスケさんお留守番、この布陣で参ろうぞ!
「あいつらワタクシをのけものに・・・」

行脚一か月ちょい前

「カーニボン、そろそろエアーを予約しましょうかぁ(嬉)」
「タダビッラをたんといただく所存ですぅ、ミヅーラさまぁ(嬉)」

てなワケで、定時運航率6割と低いCAでサクサク予約を進める。

そして今回はもう一つお楽しみが。
CAでは一定条件を満たすとエコノミーの貧民層でもビジネスクラスラウンジを利用できるのである!要事前予約だが、このサービスを受けられるザックリした条件は以下。

  • 航空券番号が「999」から始まっている
  • 北京もしくは上海経由の国際線から国際線乗り継ぎ
  • 全区間エアチャイナであること
  • 乗り継ぎ時間が4時間以上であること

要はCAのサイトから航空券を購入し、7時間上海で待機し欧州へ行くコロナ隊のような人は対象。

さて、この勢いで国境越のドイツ鉄道も予約しましょう!今回は底値で早割をゲトできましたぞ!

当日フラッと行っても入れないし、予約番号も必要ですよぉ
当日フラッと行っても入れないし、予約番号も必要ですよぉ

行脚カウントダウン

今年の行脚はカーニボンが早くからご奉公日程を調整してくれたため、余裕をもって準備ができた。

ユニ●ロで安い防寒具を買いたたき、チケットセンターでユーロ換金など、ケチーラさまのケチ活は今年も絶好調。トラベルハック系の記事でよくオススメされるホットアイマスクなんぞも今回は導入してみましたぞ~。

行脚までは経済経済、と腹をすかせながら、ラウンジの夢を見るのであった。

「しばらくはめざしの生活ですよ」「どんぐりのスープよりはマシですねぇ」
「しばらくはめざしの生活ですよ」
「どんぐりのスープよりはマシですねぇ」