PASSEGGIATE

TAIPEIDicembre 2022-23

師走に入った某日、「台北でカウントダウンですよ!」とミヅーラさまが脈絡もなく高らかに宣言した。
「すはっ!」と一瞬息を飲んだ家臣だが、すぐに「ンマいものが頂けるならお供しますです~」と同意。

期限切れ旅券の申請中に、まずはBooking.c〇mで間際までキャンセル無料の宿を押さえ、最終的に航空券予約が完了し全て整ったのは出発の前週であった。

「あいかわらずビンボーくさいですねぇ」永遠のもっさもっさ行脚に旅立った隊員犬が里帰り~
「あいかわらずビンボーくさいですねぇ」
永遠のもっさもっさ行脚に旅立った隊員犬が里帰り~

今回の航空便は以下。ミヅーラさまは安い翌朝の復路便とする。

  • 12/31 関空 08:45 -- 那覇 13:40 -- 14:20 桃園
  • 01/02 桃園 14:20 -- 17:45 関空 (カ)
  • 01/03 桃園 06:35 -- 那覇 11:55 -- 13:50 関空(ミ)

直行便はお高いゆえ、大晦日朝イチの移動で那覇経由にしたが、関空でジェットスターが1時間以上の遅延!時間に余裕を持てど、那覇からのピーチ便チェックイン終了時刻(離陸50分前)が危うい!

昨今の航空便はたいがいオンラインチェックイン可能だが、ピーチ国際線は対象外らしい。これが可能なら那覇空港で発券機まで行かずに済むのに・・・。

ともかく、関空のジェットスター地上係員に、
・遅延は貴社の事情で非がない我々が乗り継ぎを逃しそうである
・那覇でジェットスター側の誘導はないか
・ない?ほな優先で降ろしてや
と面倒くさい客になって食い下がると、本来有料である前方席に変更してくれた。※ゴネたのではない。ネゴったのだ。

飛行中も心は休まらず「到着はボーディングブリッジか沖止めか」「チェックインは何階か」などとクルーに絡み、2時間後半狂乱で空港を疾走しチェックインしたのは締め切りわずか10分前であった・・・。

那覇空港のお写真を撮る間もなく機上の小人
那覇空港のお写真を撮る間もなく機上の小人

2時間弱で桃園空港到着~

ウワサの自主防疫用検査キットと、持ち込みダメよの注意書き(すぐに返却)を受け取りずんずん進んで行く。我々の便だけかイミグレは空いており、オンライン入国申請のおかげでぬるっと突破。泥のついたなけなしの1万円札を両替し、到着ロビーに出るや空港コンビニへ走吧!

どっかの旅行雑誌風
どっかの旅行雑誌風

お次は捷運ジエユン(地下鉄=MRT)を離脱し前回も訪れた『五燈獎豬腳飯』へ走吧!ここは新北市だが捷運新荘線も通ってアクセスは良い。

これで145元(1元≒4.5円 2023年時点)くらいなり~
これで145元(≒650円)くらいなり~

時刻は17時前ってんで、台北市内に入り東門ドンメンにある星辰大飯店(Citizen Hotel)へ走吧!東門2番出口から徒歩5分と好立地で、4つ先の駅はカウントダウンのある台北101。

年末価格!3万円超えデラックスルーム
年末価格!3万円超えデラックスルーム
ウェルカム葡萄酒およびチョコレートにお鼻血が
ウェルカム葡萄酒およびチョコレートにお鼻血が
潔癖なワタクシでも合格点の清潔さ(今回は写真がどれも縦向きで加工しにくい)
潔癖なワタクシでも合格点の清潔さ
(今回は写真がどれも縦向きで加工しにくい)
もうほんとコレに尽きます
もうほんとコレに尽きます
ワタスは使ったことござんせん
ワタスは使ったことござんせん

あいや、東門について話しておこう。点心の超名店・鼎泰豐ディンタイフォンの本店や、マンゴーかき氷で人気の思慕昔スムージー、旅行誌の巻頭を飾る人気エリア・永康街ヨンカンジエなどの最寄り駅である。

「カーニボンや、カウントダウンに備えて体力を温存せねばね」
「それでは葡萄酒もございますし、お部屋宴会といたしましょうかぁ」

宴会の食料調達がてら永康街をお散歩。シノワズリー雑貨や阿原ソープを調達し、いつも行列の天津葱抓餅ティェンシンツォンジュアビンでカサカサ葱クレープをお買い求め。

お宿の途中、金山鵝肉店なるガチョウ屋さんの灯りにつられ入ると、客はおらず店主たちが晩メシ真っ最中だった。

グラム売りで、「コレいくらだ」とカネばかり気にする我々にも愛想のよい接客で好印象。瓶ビッラも置いてるようだし次回はイートイン決定!アツアツの米麺や青菜炒めも調達し、ホッコリお宿晩酌して仮眠に入った。

23時をまわったところで、そろそろカウントダウンへ走吧!

馬のような体力と強い膀胱があるならば、小雨の中イベントが行われる会場へ果敢に切り込むのだが、我らが観覧スポットは花火がブッ放される台北101手前の駅、信義安和の路上である。かなりな大通りの向こうに101が望めるので、しっぽり遠目に拝むつもりが、実際は歩行者天国に民衆が群がり相当なお祭り騒ぎであった。

プロジェクションマッピングは101北側(写真左側面)らしい
プロジェクションマッピングは101北側(写真左側面)らしい

こちら101の西側からはカウントダウンの数字が見えず気づいた時には「3~」くらいの勢いだったが、火薬で煙まみれになった高層建築を民衆と共にしばし眺めた。

文字に起こすとこんな感じか
文字に起こすとこんな感じか

とあるYouTubeで帰りの捷運は1時間待ちとあったので、混雑前に駅へ走吧!と急いだが民衆も同じことを考えていた。ちなみに捷運は42時間ノンストップという血迷った運行状況である。特別手当とか出るんかな。

宿へ戻って再び深夜晩酌。明日はゆっくり観光しましょう。羽家臣や新年快樂~。