PASSEGGIATE

HONG KONG & MACAUAprile 2024

「今年の行脚は熟食中心~」女王が高らかに宣言し、家臣の「ンマいものが(以下略)」と頷いたのは毎回コピペだが、航空券が安い4月平日の関空にヤツらの姿があった。

前回利用したコッペパン航空、もとい香港航空の香港行きを36,000円で予約するつもりが、ピーチ航空でなんと諸々込みの25,000円でゲト!

  • 04/11 KIX 08:40 -- 11:45 HKG (MM)
  • 04/13 TPE 17:20 -- 22:10 HKG (MM)

例によってピーチの搭乗手続き前にPP(プライオリティパス)でNODOKAさん潜入、メシとビッラをいただいたのは言うまでもない。

平日のKIX T2はガラガラだがピーチは満員御礼
平日のKIX T2はガラガラだがピーチは満員御礼

4時間ほどのフライトで香港国際空港到着~。『マカオ/珠海はこちら』のトリッキーな案内板を横目にシャトルトレインでイミグレへ移動、つづら折りの列は意外とサクサク進んで到着ロビーに排出された。

まずはKLOOKで購入したオクトパスカードを受け取りにカウンターへ。

オクトパスカード(八達通)はコンビニなどでも使える交通系ICカードで、地下鉄の場合割引になる神アイテム。今回はHKD50チャージ済みで1,640円と、クーポン利用で300円の節約に成功。

分かりづらかったが指定されたAの柱の横
分かりづらかったが指定されたAの柱の横

「さあ者ども、恒例の行事を~」
「待ってましたぁ~」
「わわ~ん」

ってんで、一流コンビニチェーンの7-elevenへなだれ込み空港宴会開催~。

イートインスペース飲酒禁止とシケたことは書いてない記念で乾杯
イートインスペース飲酒禁止とシケたことは書いてない記念で乾杯

さて、そろそろ市中心へ移動しよか。現地通貨を一切持たぬまま、両替レートがいいらしい重慶大廈チョンキンマンションへ走吧!今回は最安ルートと噂の空港→(バス)→東涌→(地下鉄)→尖沙咀のコースをお試し。

バスに惑わされずタクシーへずんずん行こう
バスに惑わされずタクシーへずんずん行こう
すぐ左の階段降りて道路向かいがバス停
すぐ左の階段降りて道路向かいがバス停
Youtubeで行き方公開してくれた方感謝!
Youtubeで行き方公開してくれた方感謝!

ダブルデッカーのS56番はすぐ現れた。2階の最前列で揺られること15分、東涌到着。

屋根ありのバスターミナル的なとこに排出
屋根ありのバスターミナル的なとこに排出

ここからは地下鉄だが、乗車賃は尖沙咀と同じでHKD18.1ゆえ、乗り換えなしの九龍に変更しよう。地上をひた走り、30分ほどで排出されたそこは、地震がほぼないとされる地盤への信頼度が表われた高層ビル群!

超合金のような高層建築ドーーン!!
超合金のような高層建築ドーーン!!

さて、ここ九龍駅から重慶大廈チョンキンマンションへ走吧!地上はそこかしこ通行禁止に阻まれたが、迷いながらも無事到着~

『恋する惑星』ではインド人に追いかけられ、『天使の涙』ではダメ息子・金城武の棲み家として登場の重慶大廈チョンキンマンション。劇中の巣窟感はなく、好レートかは知らんが泥のついた@1万円を両替完了。

追いかけれることはないが今でもインドみ強し
追いかけれることはないが今でもインドみ強し
やりたい放題ですな
やりたい放題ですな
両替祝いでBigC乾杯
両替祝いでBigC乾杯

「者ども、『熟食中心』の1軒目がすぐそこですよ!」
「羽が高鳴りますです!」
「わわん!」

ってんで、海防道臨時街市で吃飯吧!

2020年に改装されてわりとキレイめ
2020年に改装されてわりとキレイめ

冒頭でも気がふれた女王が言っていたこの『熟食中心』、街市(ガイシー:生鮮市場)併設のフードコートで、英語では『Cooked Food Court(Hawker)』と呼ぶらしい。

そう、今回は物価高と円安の打撃をかわすべく、熟食中心で現地の雰囲気を味わいつつ安価な食事をいただくのだ。数多ある店の中で狙って突進するは忠記粉面

この中でも安価な部類で一律HKD35メニューあり
この中でも安価な部類で一律HKD35メニューあり
ともあれイスに座って呑める幸せに乾杯
ともあれイスに座って呑める幸せに乾杯
バインバイン麺にブリンブリン海老ワンタン
バインバイン麺にブリンブリン海老ワンタン

ゲフ~ンマかったってんで、スターフェリーで本日のお宿がある香港島へ走吧!

尖沙咀スターフェリーターミナルからは中環セントラル湾仔ワンチャイの航路がある。我々はお宿最寄りの湾仔ワンチャイ行きに乗ろう。

ここでもオクトパスカード活躍
ここでもオクトパスカード活躍
シックな船内でっしゃろ
シックな船内でっしゃろ

揃いの黄色帽を被った中華な団体客と共に10分ほどの船旅を楽しむ。船着場から南下し15分で迷わずお宿到着~

伝統と格式あるように見えまっしゃろ
伝統と格式あるように見えまっしゃろ

この銅鑼湾利景酒店チャーターハウスコーズウェイベイは宿代のクソ高い香港においてデポジットなしのHKD554.40(10,838円)とまだマシな方。

調度品も英国調でシブい。英国調か知らんが
調度品も英国調でシブい。英国調か知らんが
古くて浸かる気にはならんかったがバスタブつき
古くて浸かる気にはならんかったがバスタブつき

少しゆっくりしたところで、トラムに乗って中環へ走吧!

2階席は後ろの階段から上がり前の階段から降りる
2階席は後ろの階段から上がり前の階段から降りる

「者ども、次なる王家衛ウォンカーワイポイントがすぐそこですよ!」
「羽が(以下略)」
「わわ(以下略)」

王家衛ウォンカーワイの代表作『恋する惑星』で、警官633号宅へ不法侵入を繰り返すフェイが彼の部屋を覗き見るのがここ、ミッドレベルズ・エスカレーター

『夢中人』が脳内再生されたのは言うまでもない
『夢中人』が脳内再生されたのは言うまでもない

この辺の士丹利街大排档が野菜カゴを引きずってるフェイと食事中の警官633号が鉢合わせたシーンのロケ地とな。

警官宅は実はカメラマンの家で、今は存在しないらしい
警官宅は実はカメラマンの家で、今は存在しないらしい

このエレベーターは20基ほどが繋がっている全長が世界一と言われているらしい。てっぺんまで行くと降りるのに大変ゆえ、この辺で勘弁しといたろ。

もう充分乗った記念で乾杯
もう充分乗った記念で乾杯

気づけばもう20時、シンフォニー・オブ・ライツが始まるってんで、我々は九龍側ではなく中環側から望む。

結局どこがペカペカしてるのかわからんかった
結局どこがペカペカしてるのかわからんかった

さて、そろそろ晩メシをと思ったら目星をつけた店が早々に閉まっていた。一旦トラムでお宿方面へ戻ろう。

こんなステキな乗り物がHKD3(58円)とは世の中捨てたものではない
こんなステキな乗り物がHKD3(58円)とは世の中捨てたものではない

湾仔でも適当な店が見つからず、こうなったらいつものお宿宴会じゃ~!と、かき集めたコンビニ飯やらでささやかな祝杯をあげたのだった。

最近は店で喰らうより楽チンだす
最近は店で喰らうより楽チンだす