VIAGGI

LiguriaMaggio 2003

ハイサ~イ!

昨年に続きイタリア行脚なり~!利用するは快適なソウル経由の大韓航空。その魅力を以下に挙げるとこんな感じ。

  • アジア経由便では唯一の同日着で乗り換えも2時間ほど
  • 復路便が夜ゆえ最終日も終日満喫
  • 欧州系より安く機内食がピビンバ
まずは韓国ビッラをいただきましょおねぇ
まずは韓国ビッラをいただきましょおねぇ
特に珍しくもない翼と霜の付いた窓
特に珍しくもない翼と霜の付いた窓

14時間後ローマはフィウミチーノ空港に降り立ったミヅーラツアーご一行。

本日はテルミニ駅近くの宿で一泊し、翌朝フィレンツェ→ユネスコ世界遺産のチンクエテッレ→最終目的地のジェノヴァから前回同様ロンドンへ飛びたつというおしながき。 宿は初日以外現地調達としましょう。

交通費をケチり列車の旅を楽しむため、特急ではなく各停乗り継ぎを利用。空港駅から30分ほどでオスティエンセ(ostiense)駅に降り立ち、地下鉄で4駅先のテルミニ駅に到着、そして宿の看板もあっさり見つけることができた。

テルミニ駅近くのサンタ・マリーア・マッジョーレ教会なんぞチラ見
テルミニ駅近くのサンタ・マリーア・マッジョーレ教会なんぞチラ見

イタリアの小さな宿は建物入り口にあるインターホンで呼び出し、鍵を開けて入れてもらう方式のよう。

ピンポ~ン。
「ハイハ~イ」
「コロナ・オリーバ王国の女王ミヅーラと申しますぅ。お部屋を予約しておるのですがぁ」
「3階へどんぞぉ」

それと共に解錠音。防犯対策にはいいが外出の度に呼び出さんとダメなのかすら。
建物内部、正面に鎮座するは内と外の2重構造ドアのアンティークなエレベーター!アールヌーボーの香りが漂いますなぁ。

フロント代わりの狭い事務所で宿の説明やローマの見どころ、危険な場所などを教授される。よく見ると廊下や部屋が日本のアニメのポスターまみれで、ここポップインホステルはヲタク宿ぽいと気づく。

機内食が今だ腹に停滞しているも「ミヅーラさま、お食事を!」と鼻息の荒い家臣カーニボンに促され、宿でもらった割引券のリストランテへ。

夏の夜らしく、リストランテでは通りに出されたテーブルで客が食事と会話を楽しんでいる。
カメリエーレ(給仕係)は我々の平たい顔だちから、「コチラメニューねナカータ」、「注文は決まったかナカムーラ」と絡んでくる。そんな彼が運んできたカルボナーラのお味は・・。

・・・んまい!!!!
まず感動したのは経験したことのない弾力性の麺で、自称食通のカーニボンもご満悦なよう。おお、この麺が市販のものなら買って帰りたいものよと調子よくがっつく。

が、ある瞬間ピタリとフォークが止まる。・・・ううキモチ悪い。耳や鼻からも出してしまいたい嘔吐感に襲われる。
あまりのンマさに満腹なのを忘れがっついていたが、胃で機内食が消化待ち中に新参者のカルボ隊が押しかけ、もみくちゃになってケンカし始めてるらしいのだ。「おお何事だ」とヴィーノまで加勢してくるもんだから、胃の中は修羅場に。更に次の料理が運ばれ、そのキモチ悪さは頂点に達す。ムガーーー

まだご機嫌で食事をかっ込むカーニボンを椅子からはがし、「大丈夫かナカム~ラ」と心配するカメリエーレを「気にするなナカタ」と制し、勘定を終えて這うように帰路につく。

道すがら胃の気持ち悪さも治り、ついでにと夜のテルミニ駅探索へ。地下鉄利用だったため鉄道駅を拝むのは初めて。ほうほう、大きくてキレイな駅ではないですか。明日ここから旅立つのですな。宿に戻って就寝、十数時間ぶりのベッドはキモチいい。今日はしっかり寝よう。明日から大移動が始まるのだから。ムニャムニャ。