VIAGGI

LiguriaMaggio 2003

ハイサ~イ!

時差ボケで早朝にゴマつぶ目が覚める。宿をチェックアウトし、8時半の列車まで、宿の人が言っていた徒歩圏内のコロッセオを観に行こう!とカヴール通りを軽快にカッポ。

20分ほどで前方に壮大なコロッセオが!おお、テレビと一緒ですなぁ!観光スポットに執着がないため外観を見てもう満足。

軍事車両なみにシブい色のチンさん発見!
軍事車両なみにシブい色のチンさん発見!

駅に戻り地下の『CONAD』で朝食をお買い求めし、フィレンツェ行きの列車に乗り込む。

等車両で席を確保、向いには人のよさそうな老マダム。列車が走り出しところでパニーニをもっさもっさし、我々がお食事を終えると、次はご婦人のおやつタイムらしく、甘いパンを食しだす。2時間ほどの移動中は睡眠とフィレンツェの情報収集に充てることとする。

午前中にフィレンツェはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅到着。駅の案内所で本日の宿を予約し、貰った地図を頼りに10分ほどでお宿到着。「寝に帰るだけなら充分」な部屋だったが、世界的観光都市のフィレンツェゆえゼイタクは言えませんなぁ。

ひと息ついたところで街を散策してみよう。やや、近所に大規模な青空市場が。しかしなんとも観光客ズレした市場で、我々に向かって「ミヤサコでっす」と絡んでくる。

やや歩くと『冷静と情熱のあいだ』で出てきたドゥオーモが登場するもスルー。人の波に乗り先を進むと、ポンテ・ヴェッキオにたどり着く。宮殿の命で臭いのキツい肉屋を撤去させ、代わりに貴金属店を並べたという橋だそう。

かぼちゃパンツの王様でも現れてきそうな路地
かぼちゃパンツの王様でも現れてきそうな路地

「ミヅーラさま、そろそろ昼食を」と家臣が袖を引っ張るので、そこらのトラットリアに潜入。カーニボンはピッツァとビッラ、ワタクシは暑さにやられサラダで済ますことにする。サラダと言っても草のほか、プロシュット(ハム)、モッツァレッラ、焼きナスなど乗ってなかなかな量。

横のテーブルのインド系一家が、オーダーの手違いで店のオヤジとモメているのを横目にもっさもっさ。うん、食欲が減退してるとは言えンマい。カーニボンは相変わらず大食漢で羨ましい。

食事を終え再度炎天下の中へ。欧州だけに湿気はないものの、殺人的な太陽の照りつけにラリってくる。カミュの『異邦人』で「人を殺したのは太陽のせい」なる台詞があるが、太陽のせいにする気持ちもわからいでもない。

ワタクシの記憶がないのも全て太陽のせいなのよ~
ワタクシの記憶がないのも全て太陽のせいなのよ~

ボーボリ庭園の小高いスポットから街を望む。「ミケランジェロを始め、多くの芸術家たちの情熱が今も感じられる」などとガイドブックのような感想を漏らしてみたいが、暑さにやられ感想もクソもなく撤退する。

「アルノ川付近をお散歩しましょう、ミヅーラさまぁ」「なぜこうも観光名所から外れた写真ばかりなのですかカーニボン」
「アルノ川付近をお散歩しましょう、ミヅーラさまぁ」
「なぜこうも観光名所から外れた写真ばかりなのですかカーニボン」

遅いシエスタ中の家臣をたたき起こし夕食へと引っ張り出したのは19時頃か。

前から興味のあったチェーン店パスタリート・ピッツァリート『PASTARITO PIZZARITO』へ潜入。ここは一皿からでも注文可能らしいが、隣のテーブルの年配カップルはサラダにパスタ、ピッツアに食後のドルチェまで、一人一皿ずつ平らげていた。

あいや、パスタリートの料理のサイズを説明しておこう。日本のお上品なイタリアンで出される3人前はあると思われるパスタ、日本のデリバリピザLサイズはゆうにあるピッツァ、サラダも深いボウルでドカーンと、全てがドラム缶サイズ。

さて、コロナ隊はヴィーノとパスタの軽いお食事を注文。うむ、ローマで感動したあの歯ざわりのいい麺とあまり変わらないように感じる。あれだけ寝むそうだったカーニボンも夕食でガゼン元気になり、「意外と美味しかったですねぇ」などと話し合ったかどうかは忘れたが、まだ賑わっている駅前を横目にノソノソと帰路についた。