Viaggi

LiguriaMaggio 2003

ハイサ~イ!

今日もいい天気で一日が始まる。今回の旅行は雨の『あ』の字もない。そういう時期なのかそういう地域なのか、はたまたバスツアーのオバちゃんが言うように、日頃の行いがいいからなのか。カーニボンも目覚めは早く、予定より早い列車でジェノヴァへ乗り込むこととする。

午前中のうちにジェノヴァはブリニョーレ駅へ到着。予めツバを付けておいた宿は部屋に空きがあると言うのでまずは見せてもらう。通された部屋へ入るなり「すはっ!カワイイ!!」。古いが天井や家具はちょいロココで、共同浴室はこれまたカワイイしつらえ。即チェックインし、街へ散策に出かけることとする。

ちょいと高級感のあるヴェンティ・セッテンブレ通りの裏通りから港を目指す。地元感のあるショッピングストリートのようだが、こぢんまりとした店たちの様子が可愛らしく、大通りを歩くより楽しい。

そういやジェノバってあまりメジャーではないですなぁ。コロンブスさんや、母を尋ねて三千里も旅してしまったマルコ少年の出身地ってことは意外に知られていない。派手な観光スポットはなさそうだが、ここは街自体に魅力がありそう。

こちらがコロンブス(本名:クリストフォロ コロンボ)さんのご実家で、
こちらがコロンブス(本名:クリストフォロ コロンボ)さんのご実家で、
下の説明書きに「クリストフォロ・コロンボの家」とございます
下の説明書きに「クリストフォロ・コロンボの家」とございます

さて、昼食としてピッツァと冷えたビッラなんぞ腹に詰め込み、シアワセ感を増幅させた我々は再び市街探索の旅へ。
港に面した商店街はゴチャゴチャしていて歩いてるだけでも楽しい。イタリア中のアルコールが揃っていそうな酒屋には、観光客用っぽい藁のオベベを着たキヤンティのミニチュア瓶が幾つもぶら下がっており、誰も買わないのかホコリが凄い。サン・ロレンツォ教会近くのピアッツァ(広場)ではオヤジオペラ隊が自慢の喉を披露している。なかなかな美声とあり結構な人だかりで、どうしても我々には「コニャニャチワ~」としか聞こえないそのハーモニーにみんな耳を傾けている。こんなのを街角でやるあたり欧州ですなぁ。

12世紀市街を囲っていたソプラノ門
12世紀市街を囲っていたソプラノ門
狭くゴチャゴチャしたところがなんともいいですなぁ
狭くゴチャゴチャしたところがなんともいいですなぁ

かなり街を練り歩いたので休息タ〜イム!近くのバールでスプレムータ・ダランチャ(生オレンジジュース)を注文するも期待してた真っ赤ではなく、フツーの色。しかも温い。テラス席でしばし人間ウォッチングし気を散らすもジュースはやはり温い。

先ほど中休みで閉まっていた『メルカート・オリエンターレ』に再度潜入。屋内型のその市場は食料の宝庫で、ぜひこれで殴ってくれと懇願したくなるギャートルズ風プロシュット(ハム)やフォルマッジョ(チーズ)の塊など、食いしんボン家臣のみならずワタクシもワクワク。

陽が沈むまで新市街と旧市街を行ったり来たり。後に筋肉痛でそれが実証されるが、ありゃあ3日分はゆうに歩きましたなぁ。いやぁ、実に有意義な一日。しかし、その後で落とし穴が待っていた。よりによってお楽しみの夕食に。

自慢ではないが、ものぐさなワタクシたちはお食事処の下調べもしない。すべては現地にて食いしんボンの誉れ高いカーニボンの鼻のみが頼りだ。今回もカーニボンの鼻を利かせて歩いた歩いた。空腹で幻覚が見え始めた頃、大通りに面した一軒の店を発見。雰囲気は悪くなかったので、他に客の見当たらないテラス席に落ち着く。

これは・・・果たしてンマいのでしょうか・・・?
これは・・・果たしてンマいのでしょうか・・・?

が、ハズレであった。
大抵のものは「ンマいンマい」とがっつける自分の舌に感謝すらしているが、ココはそのハードルに引っかかる数少ない店の一つに輝いてしまった。ストレートにマズいわけではないがンマくもない。頭の上に疑問符がポンポンッと浮かんできて、カーニボンを見るとやはり羽の上に何個か浮いている。

イタリア最後のお食事はどうにも消化不良に終わってしまった。明日はここイタリアを離れ英国に渡るのだ。まあ、やり残した事は次のモチベーションに繋がるのだと自身に言い聞かせ、地元サッカーファンの喜びの声が響く夜の大通りを宿に向かって歩いた。