VIAGGI

ToscanaMaggio 2008

チュンチュンチュン~

早いものでもうイタリア最終日。午前便でミラノを発ちヘルシンキで乗り換え、関空へ戻るのだ。7時頃「もういいでしょう~空腹で目がまわってますよ~」と家臣を朝食部屋へ軟禁。パン、シリアル、ヨーグルト、フォルマッジョ、普段では食さない果物なんぞも積極的に手を伸ばす。カップチ~ノに砂糖を山と入れグビグビ~~(ゲフ)

お土産で重くなったスケさんを雨の中引きずり、地下鉄でひとつ先のチェントラーレ駅へ。

空港行きプルマンの乗車券は前日買っておいたものの、肝心の乗り場は不明。「女王のミヅーラと申します。こちらは家臣の羽です」と通行人に挨拶、「乗り場はぐるっとあっこ」と指し示された方向へ赴くと、いましたいました、プルマン複数台。「女王のワタクシと、家臣の羽の乗車券です」と係員に渡すも「オメエらのは後ろのやつだよ」と襟を持たれてポイと追い出される。定刻通りに出発し、雨のため車窓の景色を楽しむでもなくヒマに過ごす。

「ミラノは都会すぎて持て余します、カーニボン(悲)」「さて、今度はどこの街にいたしましょうかねぇ(楽)」
「ミラノは都会すぎて持て余します、カーニボン(悲)」
「次はどの街に参りましょう、ミヅーラさまぁ(楽)」

バスはいよいよ空港敷地内に進入、ターミナル前で停まったため降りようとすると「ここはターミナル2だがいいのかね?」とターバンを巻いた紳士がコロナ隊を静止。すはっ!デカい空港はターミナルが複数あるのだ!

ミヅーラ:「フィンエアーなのですが、、、」
ターバン:「おーい運転手、ちょっと待ってやってくれ。うーんフィンエアー・・・」
別の乗客:「航空券を見てごらんなさいな」

すると、おお、ターミナル1だった!「申し遅れました、ワタクシは女王のミヅーラ、こちらの羽は家臣のカーニボンです」と米つきバッタのように礼を言うと、再び走り出す車内で「どうもどうも。今回は安いのを探したらオーストリア航空になりましてね」と世間話なんぞし、目的のターミナル1へ到着。ターミナル間は離れていたのでやれ助かった。チェックインを終え、パスポートコントロールを越えて免税店でもひやかしにいきましょうかねぇ。

あんなパーティーに紛れてタダ飯食いたい
あんなパーティーに紛れてタダ飯食いたい

デカい空港だけにお店巡りを楽しみにしていたが、フェッラーリグッズ屋さんを筆頭に無用な店が多い。増築に増築を重ね迷路と化したロンドンヒースロー空港のワンダーランドぶりと比べると、大抵の空港はシンプルに見える。ああやはり心のヒースロー・・・

さて、特に心に残るハプニングもないまま搭乗時間に。「ブオンジョォ~ルノ~」と陽気にCAに挨拶すると「ハロー」と返され、ああ、今年のイタリア行脚が終わったのだな、と悟ったのだった。それでも今回はカラダが楽な欧州キャリアを利用できたし、大韓航空のメシのンマさも再認識できた。

「次はやはり大韓ですよ。復路が午前出発はもったいないです」「そうですねぇ。にしても本当にこれマズうございますよ、ミヅーラさま」とミラノを飛び立ち、鳥のエサのような機内食のパンを一口かじって後悔したカーニボンに幸あれ。

ミラノではぬるいパスタに大枚をはたいたが、その他の街にハズレはなかったぞ。てなワケでまた来るぜイタリア~~!

帰りもよろしく頼みますぞフィンエアー
帰りもよろしく頼みますぞフィンエアー