Viaggi

UmbriaNovembre 2010

もっさ~~!!

居心地のいいお宿で快適に目覚める。と言いたいところだが、やはりいつものように空腹で朝日が昇るのを待ちわびる。

「カーニボン、腹が減ってケツが割れそうですよぉ」
「ミヅーラさま、ケツは最初から割れてございますぅ」
ってんで、解禁と同時にチョコフォンデュをいただくべく朝食室へなだれ込むも、肝心なチョコフォンデュの準備がまだのようで、グラグラ煮た銅鍋の代わりに出されたのは小さなボウルであった。

腹いせにビュッフェを喰い尽くそうと心を燃やすと、カーニボンのゴマつぶ目にも銅鍋がグラグラしそうな炎が浮かんでいる。※ちなみにお食事終盤で銅鍋は登場していた

チョコクロワッサンやらチョコディップやら。あ、フォンディのお写真がない!
チョコクロワッサンやらチョコディップやら。あ、フォンディのお写真がない!
ディスプレイも凝ってますが食べれるのですかねぇ?
ディスプレイも凝ってますが食べれるのですかねぇ?

ゲフ。喰った喰った。
さて、本日は今からレンタトロッコを営業所で返却し、再びチェントロをカッポし、昼の列車でオルヴィエートへ向かうというおしながき。明日の夕方帰国のため、少しでもローマににじり寄っておかねば。

お仲間のフォルさんを返却前に満腹にすべくセルフガソリンスタンドに入るも操作がわからん。洗車中の従業員のおっちゃんに「旅のかんむりと羽ですが、無鉛ガソリンを満タンにしとうございますぅ」と目をうるませ訴えると、おっちゃんは「こうやるんだ、見とけ。ささ、お前がノズルを持て」とカーニボンに教授。おっちゃん、忙しい中ありがとう。レンタトロッコ営業所で先日のマーシーさまと車体の無傷を確認し、安堵の中で初レンタトロッコ体験は幕を閉じた。

あ~さてさて。
メタリックの鉛筆削りみたいなミニメトロで旧市街までの傾斜を進む。途中、妙にスペーシーなトンネルをくぐり、ケーブルカーからエレベーターを乗り継ぎチェントロへ。
「昨日のバーチ屋さんに潜入いたしましょう」とお店に寄ると、月曜休みのパターンで閉まってる!

「ミ、ミヅーラさま、例のオヤジのバール参りましょう!ワタクシは凝った注文に挑戦しとうございます」羽に汗を浮かべ家臣がうながすので気を取り直しバールへ赴くと、なんとここも閉まってる!午前の公務がスカスカになってしまった・・・。

あるチョコ屋さんでカーニボンがおまけのチンさん(FIAT500)キーホルダーに心を奪われていると、店のマダムが「あなたチンクエチェントに乗ってるの?あたしは新しい方」。たたみかけるように看板娘も「あたしは古い方」と参戦。そういや街に状態のいい、内装から察するに飼い主は女子の古チンが駐車してあったな。古い街で古いクルマの活躍を快く思いながらチョコ屋を後にしたのだった。

チョコまみれなワタクシを写してくださいぃぃ、ミヅーラさまぁ
チョコまみれなワタクシを写してくださいぃぃ、ミヅーラさまぁ

そうこうしてるうちに下界へ降りる時間となった。オルヴィエートへ向かう列車内でいただくお昼の切り売りピッツァとアランチーノを買い「また来るよぅ」と涙にくれたかどうかは忘れたが、ペルージャに別れを告げた。

ひっそりしたオルヴィエート駅到着〜。さて、お宿お宿
ひっそりしたオルヴィエート駅到着〜。さて、お宿お宿

オルヴィエートへは途中駅でナゾの長時間の停車をしつつ到着。お宿もカーニボンの羽GPSですぐ見つかる。「ご予約しておりますところのかんむりと羽です。お部屋の錠前くださいなぁ」と正しくご挨拶すると「これはこれは、かんむりさまと羽さま。お待ちしておりました」とオヤジに迎えられる。

今回泊まってきた一連のお宿はどれも新しい部屋ばかりであったため、それらと比べると若干くたびれ感はあるが、清掃はキチンとしていて合格ライン。

旅のお仲間スケさんを部屋で休ませ、「フニックリィ~フニックラァ~ァ」と高らかに歌い丘の上の旧市街へ。数分で頂上に到達、フニコラーレを降りるとチェントロ行きのバスが待っており、共通乗車券でそのまま乗り込む。これまたわずか数分で終点の大聖堂に到着。

オルヴィエートの旧市街めざしてフニクリア~モ!
オルヴィエートの旧市街めざしてフニクリア~モ!

重たい雲が空に立ち込め少し寒く人もまばら・・・。夏に訪れると大聖堂を見上げるピアッツァで多くの人が冷たいお飲み物でも楽しんでいるかもしれないが、この時期に限ってかチェントロは商店やバールもこじんまり営業している印象を受ける。

カテドラ~レのあたま部分ですぅ。繊細でございますねぇ~
カテドラ~レのあたま部分ですぅ。繊細でございますねぇ~
「カーニボン、またもや甲冑ですぅ」「ミヅーラさまはアホがつくほど甲冑がお好きですねぇ」
「カーニボン、またもや甲冑ですぅ」
「ミヅーラさまはアホがつくほど甲冑がお好きですねぇ」

「カーニボーン、寒いですねぇ」
「まったくですねぇ、ミヅーラさまぁ」

「カーニボーン、トイレェ~」
「あちらにございましたよ、ささ、ミヅーラさま」

「カーニボーン、もう見飽きましたぁ」
「・・・そうですねぇ、ミヅーラさま」

ここで夜ゴハンをいただく計画を変更、「お宿併設のリストランテはンマい」というミヅーラさまお馴染みの根拠のない持論で、我がお宿のトラットリアの門を叩いた頃にはもう体の芯から冷えていた。

テレビを観ながら食事を始めていたおっちゃんたち以外席がスカスカだったが、最後までウンブリア名物を食すべし!の信念のもと、ワタクシはプリモに『ウンブリア風』タリアッテーレ、カーニボンはご当地麺のウンブリチェッリ、セコンドはそれぞれ鶏と豚のグリルを注文。

中世から白ヴィーノが有名なオルヴィエートは「ワインの流れる街」と称されたらしい
中世から白ヴィーノが有名なオルヴィエートは「ワインの流れる街」と称されたらしい

『ウンブリア風』なるパスタはタルトゥーフォ(トリュフ)の風味が凄く、まさにミヅーラさまお好みのコックリしたお味!その中にポルチーニも参戦してるもんだから、お口の中はまさに『イタリアの緑のハート』(ウンブリアの呼称。深い意味はない)!カーニボンも備え付けのパルミジャーノをわっさわっさふりかけてもっさもっさしている。グリルもシンプルで普通にンマく、いい気分でチョコのトルタなんぞもいただき〆とする。

街の食堂って雰囲気なので気取らずにガツガツ喰えますねぇ~
街の食堂って雰囲気なので気取らずにガツガツ喰えますねぇ~
「旅に出るときくらいしか肉は食えませんからねぇ」「それはミヅーラさまだけですぅ」
「旅に出るときくらいしか肉は食えませんからねぇ」
「それはミヅーラさまだけですぅ」

ふぅ、喰った喰った。結構当たりではなかったですか、と話し合ったかどうかは忘れたが、部屋まで這って帰りそのまま眠りについた。

「いやぁ、緑のハートを堪能いたしましたぁ~」「はて、ミヅーラさまはどこへ行ったのやら・・・」
「いやぁ、緑のハートを堪能いたしましたぁ~」
「はて、ミヅーラさまはどこへ行ったのやら・・・」