2023イタリア旅じたく 旅の立案

世界を襲った疫病から解放され、2022年末の台湾年越しから旅を再開したコロナ隊。
最強パスポート（注1）でもってしても渡航不可だった反動で、2023年は8月までに4回のアジア行脚を敢行。近場で十分、それで満足だったのに・・・。

「冬のメルカティーニ行脚を催行します！」
「正気でございますかミドゥ～ラたまぁ～！」

そう！やはりまる4年お休みするとMercatini di Natale（クリスマスマーケット）とミュンヘンのビッラが恋しくなる。予算はカツカツだが参ろうではないか！

注1　ビザなし渡航国数5年連続首位の1位から3位に転落し現在189ヶ国

旅のアウトライン作成

まずはメルカティーニ開催日と自身の予定から出発日を絞る。いつもはミュンヘン～ミラノ間のオープンジョー（注2）だが、チロルを重点的に攻めるべく、安い単純往復のミュンヘンIN/OUTとする。

一番悩むのが旅費の大半を占める航空券。Skyscannerで最安値をリサーチし候補を絞る。

• 例年の中国乗り継ぎはなんか怖いので除外
• むむ、同日着のKLMもある！でも22時着は遅いなぁ
• 待てよ、関空よりソウル発着の方が便数多いし安い

てなワケで、仁川-ミュンヘン往復を軸に、潤沢なフライトがある関空-仁川を別途LCCなどで補おう。並行して直前までキャンセル無料の宿を押さえとこう。

注2　IN/OUTの空港が違うこと

Skyscannerとにらめっこ

仁川-ミュンヘン間はルフトハンザが直行で飛んでおり、しかも嬉しいことに同日着！関空にも就航してるが出発日にフライトがなくしかもレッドアイ（注3）ゆえ、これはありがたや。

続いて関空-仁川。昼の仁川発ゆえ関空は早朝発でなければ。残り1か月で残席が減る中、家臣から「ご奉公も調整できましたし、よござんすよぉ」のGoサインでフライトを一気に予約！エアーだけで16万円の出費、例年の倍以上…。

注3　寝不足のため充血する深夜フライトのこと

行脚1か月前

「このペースで行脚するなら、いっそアレを作りましょうか、カーニボン」
「すはっ！ミヅーラさま、いよいよアレに手をお出しに？！」

そう！旅の中級者ならご存じのアレ、Priority Pass（以下PP）ある。PP付帯の楽天プレミアムカード（注4）は年会費11,000円だが、食事・酒・シャワーも利用できる空港ラウンジは安くて6千円ほど。1往復で元が取れるぞい。

まず楽天カードを作り、届いてからPPの申し込みとなる。計3週間はかかるようだが、わずか1週間でPPが手元に到着。これでラウンジルンペン決定のクソ女王とハイエナ家臣であった。

注4　この直後、今まで無制限だったラウンジアクセスが2025年から制限ありの改悪が発表される

行脚カウントダウン

各国の入国事情も4年前と変わってるやも。
欧州渡航に必要な『ETIAS(European Travel Information and Authorisation System)』は2024年開始なはずが、なんと2025年に延期とな！ありがたいこってすわ。

韓国は復路で受託荷物ピックアップのため入国が必要。ちょうど今年と来年はおいでませ韓国YEARで『K-ETA(Korea Electronic Travel Authorization) 』が一時免除とな！ありがたいこってすわ。

他にドイツ鉄道、e-SIM、旅行保険など経費がかさみ、どんぐりのスープで腹を満たすコロナ隊であった。

直前、大いに焦りまくる

さて、事前に仁川発ルフトハンザのWebチェックインをしとこ。だが必要事項を入力していくと、ビザか居住許可の項目が立ちはだかり進めぬ！90日以内の滞在はビザ免除なのになぜ？！

お客様センターによると仁川発が原因で弾かれるらしい。一旦入国しカウンターでチェックインせねば…。ビザの問題でなく、且つ仁川で時間に余裕があって助かったと胸を撫でおろしたのだった。