CITTASICILIA
CATANIA
空港もあり本土からのアクセスはバッチリ。シチリア旅の基点にもなる都市
ALBERGHI
AGORA HOSTEL, Piazza curro 6
手ごろな価格のツインががなく寝るだけだからと妥協したオステル。家臣の方とご一緒がよろしいでしょうとの配慮か、男女混合ドミトリーに通される。一人17ユーロとお安いからまあいいか。
入り口が少し分かりづらいが、夜に騒音ともとれる演奏が繰り広げられるPiazza(広場)に面している。ロンドンのユースに比べたらまだマシだが、共同シャワー、トイレは積極的に利用しようとは思わない薄汚れ感。
朝食は食堂にパン、シリアル、牛乳、オレンジジュースが設置されており、勝手におやんなさいという感じ。イタリアなのにコーシーすら魔法瓶に入ってるのは悲しすぎる。どうしても宿が見つからない場合の、奥の奥の、更に奥の手のお宿。
こちらも予算重視の人にはオススメか・・・
SUDLAND, Via Etnea 270
上記オステルを飛び出し、逃れ逃れ辿り着いた安宿。Via Etnea(エトネア通り)沿いにあり立地は良好だが内部は簡素で古びており、しかも窓を開けると蚊が襲来してくる。カーニボはまんまと夜中じゅうヤツらの『グリル(=ご馳走)』と化しておった。
前日のオステルとこの宿で、今後は多少値が張ってもマシな所に泊まろうと決心させてくれるくらい、カターニアでは宿運に恵まれず。
RISTORANTI
EQUINOXE, Via La Piana 2
久々のケバブ屋発見~!ってんで、ケバブに目がないワタクシが意気込んで入った店。Take Awayメインっぽいが外にある小テーブルとイスを勧めてくれた。夜食代わりにケバブを注文、サワークリームが利いてるあたりイギリスのはと違いギリシャっぽい感じ。ケバブと小瓶のオヤジビッラ(Moretti)で4.10ユーロ。他にアランチーニもありましたぞ。
TRATTORIA DEL CAVALIERE, Via Paterno 11
Piazza Stesicoro(ステシーコロ広場)近くなので比較的分かりやすく行きやすい、 ロンプラ先生(Lonely planet)推薦のリストランテ。広場に大きなテントを張って営業しており、雰囲気も飾らず地元っぽくていい。夜22時以降も入店する人が後を絶たず。オヤジビッラを大と小、魚介類のマリネ、パスタ、グラニータなどを消費し二人で34ユーロとはお安い。何かにつけて待たされるがそこはご愛嬌。
PASSEGGIATA
Piazza Carlo Albertoのメルカート(市場)は期間限定の祭りかと思うほど規模がデカい。食料品、日用品はモチロン、靴が充実しており、他の地域で見たことのない、コサージュの付いたカワイイ木のサンダルなども幅を利かせていた。今まで見た中で一番デカく賑わっていた市場ではなかろうか。
Piazza Duomo(ドゥオーモ広場)では背中にオベリスクを乗っけてうすら笑う象の噴水に注目。市民が噴水のヘリでまったりしてるほか、夜には野犬も集会を開いておった。目抜き通りVia Etoneaには、可も不可もないメジャーな店が揃い買い物には困らないやも。夏ゆえか南の地域性ゆえか、食事のスタート時間も喧騒が鎮まる時間も、なんとなく他より遅い気がする。裏を返すと夜遅くまで楽しめる。
PALAZZO ADRIANO
トト少年のジャンカルド村は今もあのまま
RISTORANTI
なんせのんびり食事を楽しめましたぁ
DEL VIALEVia XX Settembre 1 Viale Vittorio Veneto 2 Palazzo Adriano
パラダイス座があった付近に立つお宿も備えたリストランテ。シックなカウンターと石造りの壁がまず目に飛び込み、落ち着いた店内にはファン垂涎のお宝、映画撮影時のスナップが飾られておりますぞ!
女主人が強烈に押す自家製パスタもンマく、どうでもよく見えて実は重要なトイレの衛生面も申し分なし。
入店時は正午だったからか(?)、客は現場作業員と思しき人たちとそこの従業員くらいで非常にのんびり食事ができた。
PASSEGGIATA
劇中、『ジャンカルド村』として登場したのがここパラッツォアドリアーノ。フィルムには広く映っていた広場も、実際は「カンヌで賞を取るような映画の舞台か」と驚くほど狭い。トトの家や学校、アルフレードを置き去りにしたトンネルなど、マニアにとって検証したい場所は多々あれど、似かよった路地や家ばかりなのであきらめて全体を楽しもう。
撮影秘話を聞きたければ、観光案内所横のパラッツォ博物館を開放してくれる謎のおっちゃんに聞くといい(まだいるかは不明)。壁にかかった写真と照らし合わせて、「これがちょうどあそこに当たる」など説明してくれた。
これだけ有名な村なら映画グッズを置いても売れそうなのに一切見当たらず。カンヌ作品のロケ地という栄誉にあぐらをかかない村民の出来た人間性からか、それとも気付かんかっただけか。
PALERMO
イスラム文化の影響が色濃い大都市。荘厳な建造物の迫力に圧倒
ALBERGHI
殺風景に見えるが内装もカワイく清潔
ALBERGO CONCORDIA, Via Roma 72
駅から大通りのVia Romaをカッポすること徒歩10分弱。同建物内の別の階に、同じくロンプラ先生に載っていたHOTEL DEL CENTROもあり。
ロンプラ先生は『最低限の施設しかない』と辛口評価だったが、なかなかどうして!掃除が行き届いており、内装も可愛く、清潔な共同の浴室には、カーテンではなくボックス状のシャワーブースの他にバスタブもあり非常に快適。ロケーション的にも文句なし、必ずまた泊まりたいお宿。
RISTORANTI
LA VECCHIA LOCANDA, Via Roma 77?
宿のななめ向かいにたまたま見つけた、人で賑わう庶民的なトラットリア。店内とウッドデッキ席、そして客が溢れると枠外にもテーブルを作って対応していた。たまたまこの日だけか親戚ぐるみのようなご一行が多く、ムール貝、フリットを団体サイズで豪快に食しており羨ましゅうございました。
POLLI ALLO SPIEDO, Via Perez N7/6
グルグルまわるンマそうなポッロ(鶏)にノックアウトされなだれ込んだお店。これで今日の夕食は部屋呑みに決定〜!鶏本体のみならず、気が狂ったようにスコップで放り込んだイモたちとピザパンとで、一羽分8ユーロはお値段以上の価値あり。
PASSEGGIATA
アラブ色の強い建造物がそこかしこにあり、通りの標識もアラブ語表記だったりと、なかなか本土ではお目にかかれない光景。北の人とは人種まで違って見えますなぁ。
映画『ニューシネマパラダイス』では恋人エレナが進学のために行ってしまった遠い都会に描かれているが、土着的で気の張らない田舎に感じられる。
飾り気のあるお店は見当たらなかったが、やはりそこかしこに立つ市場で買い物をしたり食事をしたりが醍醐味のひとつではないだろうか。