CITTATOSCANA

AREZZO

『ライフ・イズ・ビューティフル』の舞台はお上品な坂の街

ALBERGHI
  • 広くて低くて寝やすい娘のベッド

Affittacamere Il Corso, Corso Italia 139, 52100 Arezzo

普段は宿主の娘が使っている、繁忙期になると登場するという生活感のする部屋が充てがわれた。目抜き通りCorso Italiaにあるため便利で申し分ないが、神経質な人にとっては夜遅くまでタムロしお喋りに興じる若者の声はうるさく感じるやも。シャワー・トイレ付の2人部屋で60ユーロほど。朝食付だが提携バールが開いておらず朝食にありつなかった(涙)。

RISTORANTI
  • まずはこちらのハウスワインをいただきましょう

  • 店主が亡霊のように写り込んでおります

  • 頼んでないコーヒーにはサービスのチョコが!

Ristorante Buca Di San Francesco, Via S.Francesco, 1, 52100 Arezzo

サン・フランチェスコ教会横の半地下のリストランテ。料理は至って素朴だが、特筆すべきは穴蔵感満載の店内の雰囲気と、人の買い物袋を見て「おお、私に土産まで」とボケてくるフレンドリーなオーナーで、また行ってもいいかなと思ってしまう。あと、サービス品がちょいちょい出されるもの特徴か。

ヴィーノ、水、サラーメ盛り、ラグーのビーゴリ1皿ずつ、イモ付煮込み肉でお2人さま57ユーロ。お帰りの際は封筒に入った手作り感満載の『お言葉集』みたいなのをくれた(汗)。

PASSEGGIATA
  • ロッジア宮殿の回廊にリストランテのテラス席が

  • ライトアップされるとより一層キレイですねぇ

  • フィレンツェのウフィツィ宮殿を設計したヴァザーリ氏はこちら出身

駅を出て右手へ進むとすぐに目抜き通りCorso Italiaが現れ、グランデ広場方面へ向かう坂道の始まり。どうでもいいが駅の反対(裏)側を少し行くと、セルフ精算機が設置されているデカく現代的なCOOPがある。グランデ広場より更に丘の上の大聖堂内部にはピエロ・デッラ・フランチェスカさまの『マグダラのマリア』があるらしい。

観光客が行きそうなところは坂の中腹からグランデ広場くらいなもんだが、そこかしこに映画のロケスポット標識があるのでファンにはたまらないのではないだろうか。

FIRENZE

南北の交通の要として立ち寄りやすい国際観光都市

ALBERGHI
  • お部屋は経営者親子の愛が詰まって?ピカピカ

ALBERGO MARGARET, Via della Scala, 25

'08行脚3日目でも大注目人物として登場した、ナゾのフェミニン父子のお宿。とにかくキレイでインテリアの趣味もお上品!ドアやナイトテーブルなども新品そのもの。

シャワー・トイレ付75ユーロなら、朝食なしでも観光都市で駅近、対応もよく、キレイな部屋とくるとケチーラさまでも納得の価格。部屋の写真がピンボケのためお宿ホームページの写真でご確認あれ。

RISTORANTI
  • レンガの壁も落ち着きますなぁ

  • 地元民の集まる店はもちろんンマい

DA GARIBARDI, Piazza del Mercato Centrale, 38

パスタリートでお気軽にもモチロンいいが、ガッツリ楽しく時間をかけてお夕食をもっさもっさしようという時には、雰囲気、料理・ヴィーノの充実度、繁盛具合からしてちょうどいい店。

トスカーナ風アンティパスト(プロシュット盛り)、トリュフのタリエリーニ、アヒルソースの生パスタ、肉と野菜のグリル、ヴィーノなど注文で64.90ユーロ。食後酒でリモンチェッロもサービス~。

PASTARITO PIZZARITO, Via Alamanni, 3/5

はい、せっかく美食の国イタリアに来てチェーン店とは邪道と分かっておりますとも。しかし好きなんですな。ひょいと入れるあの気楽さ、メニューの分かり易さ。特に到着日、長旅と機内食で体も胃もクタクタという時のライトな食事に重宝しております。 場所はS.M.N駅のすぐ西側で、お宿が中心部ならベロベロに酔っても這って帰れる。

MONTEPULCIANO

城壁に囲まれたヴィーノの名産地!

ALBERGHI
  • アイアンワークが少女趣味でございましょう?

  • カーテンの開閉はなんと電子制御とハイテク

  • このシャワーブース実は・・・。

  • 広さが調節可能なんですよぉ〜

  • うぇるかむ飴ちゃん

  • テレビ台の編み物がやや実家感出てます

MEUBLE EVOE, Via Dell'opio Nel Corso, 53045 Montepulciano

お宿検索サイトのレビューで誰しもが「場所が分かりづらい」と評価していたがまさにそのとおり。しかし苦労して辿り着く価値は十分にあり!内装がのけぞるほど可愛くそして清潔、宿自体が穴ぐらのように小さく落ち着ける。公共の有料駐車場にカネを払うのを渋っていたら、宿のおっちゃんが自分のクルマをどけて場所を譲ってくれたところも好印象。

城壁内部の一番高台に位置するので、目抜き通りの急な坂を下って店やお食事どころを練り歩き、再び宿に戻るのはホネが折れるやも。部屋ごとにカラーが違うようなのでまたリピしたいお宿。

RISTORANTI

CAFFE POLIZIANO, Via di Voltaia nel Corso, 27-29, 53045 Montepulciano

ロンプラ先生(Lonely planet)が「歴史があってエレガントだが嫌味がない」と評したカッフェ。ワタクシのアホ舌には、どうもカゴメトマト缶風味の9ユーロ近くしたal pomodoroパスタと、草なサラダでテンションが下がらなくもないが、考えてみるとロンプラ先生も「ケーキが絶品」とだけで、食事がンマいとは一言も書いていなかった。

内装は確かにうっとりするほどゴージャスなので、次回はぜひ甘いものをいただきに来たいかねぇ。

  • 溢れんばかりのおつまみたち!!

BAR DEL TRIBUNALE, Via di Voltaia78, Montepulciano

充実したおつまみを堪能したバール。店の前にテーブルを出し、ウソかホンモノかソムリエが試飲会をやっていたので近寄ると、「中で座って飲むならコチラです」と女店主を呼んでくれた。ただ店の前を間借りしてただけのようだ。

ポップな印象の店内にて14.50ユーロの前菜盛り合わせと、グラスにしては若干お高めと感じる4.9ユーロのヴィーノ3杯で30ユーロほどになったが、それでも納得のボリューム。最後は喰いきれなかったプロシュットたちを丁寧にラッピングして持たせてくれた。

FARE LA SPESA
  • 更に地中深くには怪しい樽が・・・

CANTINA GATTAVECCHI, Via di Collazzi, 74 Loc. Santa Maria 53045 Montepulciano

街の外れにひっそりとあるカンティーナ。「たのも〜ぅ」と訪れたとき、他に客がいなかったのか従業員が外のテラスでくつろいでおった。
まずは自慢のカンティーナをご覧くださいと案内され、その後丁寧な説明で、ようやっとここの名物 『ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ』と我々がよくいただく『モンテプルチアーノ・ダブルッツォ』 がまったくの別物と判明。

棚には同じヴィーノが年代別で置かれ、コロナ隊もお城用に1本購入(後にミヅーラさまが内緒で勝手に飲むことになる)。 おつまみのフォルマッジョなども販売。

PASSEGGIATA
  • やっと辿り着いたお宿は坂の街のてっぺん!

  • 青い空に映える市庁舎とその下で市場開催

  • 肉加工品屋のサルメリアがあちこちに

  • 陽も落ち露天が明かりを灯しだす細い目抜き通り

コロナ隊はおクルマでたどり着いたが、ここまで公共交通機関で来るのはさぞかし大変なことだろう。小さくまとまった街には、城壁内部に観光客を飽きさせないお土産やさんやエノテカがいっぱい。苦労して着くだけの価値はある。

近隣には同じく有名ヴィーノであるBrunello di Montalcinoの産地・モンタルチーノがあり、コロナ隊は時間がなく行けなかったが、次回は足を伸ばしてみたいものである。

PISA

世界中の観光客が押し寄せる街。ピサの斜塔以外は案外ひっそり

mangia

LA TANA, Via San Frediano, 6

「この街の学生や教授たちがよく利用する」とロンプラ先生(Lonely planet)がおっしゃるため、学生街の食堂は安くてンマいの法則に基づき入店するも、炒り卵状のカルボナーラを食わされるハメに。入りやすい雰囲気はいいが、なんとなく店内は80年代アメリカンハイスクールドラマを彷彿とさせるしつらえ。

  • プロシュット・クルードは面積広々

TORATTORIA DEL BORGO, Via Case Dipinte, 2

ここ!ここがナゾのカレー風味パスタを出す店である!
とは知らず、まずは普通のイタリアなアンティパストを陽気にもっさもっさしておった。まだ時間が早かったのか客はコロナ隊のみで、そのあとチラホラ来店してきたので特に地元民から避けられてる店でもないのだろう。キレイでアットホームな雰囲気なのでまた行ってもいいか。

ヴィーノ、水、アンティパスト、プリモをそれぞれご注文で二人で56ユーロほど。

PASSEGGIATA
  • さすがピサ師匠!周りは閑散でもここは大賑わい

かなり街をカッポしたにも関わらずあまりステキな写真がなく・・・。

旅行記でも紹介したが、小さなエノテカで店主とちょっとお話しながらヴィーノをいただいたり、金物やさんで念願の玄関チャイムをゲットしたりと、歩けば歩くほど掘り出し物を見つけられそうな街でござんした。

SAN GIMIGNANO

狭い城壁の中で塔がスコンスコン。中世の摩天楼と称される街

RISTORANTI

LA BETTOLA DEL GRILLO, Via Quercecchio, 33

目抜き通りからチロっと入った、(記憶によると石造りの)落ち着いた感じの入りやすい店。カーニボンお目当てのイノシシ肉のソーセージはなかったものの、イノシシ肉のピチ (トスカーナ発祥のパスタ)を一皿ずつ美味しくいただく。ハム盛り合わせ、赤ヴィーノ、水で合計36ユーロほど。晴れていれば外のテラスでの食事が気持ちよさそう。

PASSEGGIATA
  • あちこちからニョキニョキ生える塔のお姿が

  • グロッサの塔からトスカーナ風景を眺めましょう

  • こちらは広場。昔によくこんな高層建築造りましたな

  • 下へ降りて今度は高層建築を仰き見ましょう

  • ベタなお土産やさん。買わずともワクワクします

フィレンツェから乗ったバスを降りるとまずサン・ジョバンニ門がお出迎え。それが城壁で囲われたこの中世の摩天楼への入り口である。塔が72棟もあった中世はさぞかし陽が当たらず洗濯物も乾きにくかろうといらん心配をしてしまうが、今は減りに減って14棟のみ。試しにグロッサの塔に登り上から数えてみるも、う~ん、せいぜい8棟くらいしか目視できず。残りはどこに生えているのか。

バール・リストランテなどのお食事処、ディスプレイが楽しい土産物屋など、散策しているだけでも楽しい。

SIENA

世界一美しい広場のある街。甲冑の騎士に出くわしそう?!

ALBERGHI
  • 写真で見るほど狭くなく快適

HOTEL LE TRE DONZELLE, Via. delle Donzelle, 5

外観、レセプション、公共スペースのインテリアがとにかくかわいらしいだけに、期待すると意外に地味な客室にほんの少しガッカリするやも。清掃に関してはそこかしこに消毒剤のニオイがプンプンするほどよく行き渡っている。

トイレ、シャワー付の2人部屋で一部屋60ユーロほど。世界一美しいと言われるカンポ広場へもすぐですぞ。

RISTORANTI
  • Pizzaを待ちわびるモレッティオヤジ

RISTORANTE IL SASSO, Via dei Rossi, 2/A

『岩』の名前のとおり洞窟のようなリストランテ。

直径30センチほどの『地のモノpizza』が7ユーロほど、オヤジビッラは5ユーロほどで安くはないが、雰囲気もステキだし、まぁそのくらいは払おうかくらいのお値ごろ感。(塩の後ろに見えるは、Mille Migliaでタダでふるまわれた応援用ハタ)

  • 皿の感じからして素朴で温かみがございます

OSTERIA LA CHIACCHIERA, Costa di Sant'Antonio, 4

まさに地元民が利用しそうな低価格で暖かい雰囲気のオステリア。長テーブルに5組ほどの相席だったが気まずさはなく、楽しくもっさもっさできた。遅い昼ゴハンで腹いっぱいのためガッツリは頼めなかったが、ハウスワインと水、サラダ、primo1皿ずつのsecondで25ユーロはお安い。高校生くらいの女子4人組もおった。

ロンプラ先生(Lonely planet)によると「静かな歩道に出された木のテーブルで味わうランチは格別」なんだそう。これだけ良心価格だと値段を気にせずたくさん頼めそう。

FARE LA SPESA

GAZZA LADRA, Banchi di Sopra, 33

目抜き通りにあるSciarpa(マフラー・スカーフ)やさんで、お値打ちなものは約5ユーロから。とは言えまったく安価に見えないので、趣味のわかっている友人へのプレゼントにはいいやも。ミヅーラさまもお買い上げ~。

ENOTECA ITALIANA, Piazza della Libertà 1

バス停にほど近いメディチ家要塞跡の一角にある国立のエノテカ。もちろんそこで飲むことができ、コロナ隊はbrunello di montalcino(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)を外のテラスでいただく。要塞のくぼみにハトたちが自分の部屋を作ろうと入居待ちしているのを見ながら飲むVinoは最高。あまりに内装がゴージャスで入るのがためらわれたが、大きなグラスで一杯6ユーロほどと正直やはりお高め。

PASSEGGIATA
  • 午前中の市庁舎ではなんとmille migliaの準備中!

  • 夜の市庁舎はライトアップされてこれまたキレイ

  • 元F1ドライバー・ナンニーニの血族経営カフェ

  • さあ、これから登りますぞ〜〜!

  • 到着!キレイな扇型の形状が確認できました!

市庁舎からニョキン!と伸びるマンジャの塔へ登るには人数制限があるようで、入り口で一定の人数を収容すると扉を閉めるため、タイミングによっては非常に待たされる。OKが出ると2階部分へ上がり7ユーロ(2008年当時)を支払い、更に荷物をロッカーに預けいざ登らん。

街の中心にあるカンポ広場では、カフェで飲み物を注文して優雅に席に座るのもいいが、地元のみなさんやバックパッカーたちと共に地べたに腰を下ろして、緩やかな勾配と敷き詰められたレンガを尻で感じるのも一興。ゴロ寝してる人も大変気持ちよさそうでござんした。