PASSEGGIATE
「カーニボン、腹が減ってヘソが曲がりそうです~」
「はて、ヘソが曲がってないことなどありましたかぁ~」
ってんで、近所の鵝頚街市及熟食中心で朝ごはんをいただこう。街市(ガイシー:生鮮市場)併設の熟食中心は、お値打ちで現地の食事がいただける、節約旅行者にはありがたいフードコートである。
めぼしい店を探しロの字型の施設内をぐるっと周り、九記牛什粉面にてHKD39(≒762円)で具が3種類選べる麺をいただく。麺も数種類から選べてお味もンマい、大満足な朝食。
吐き出した骨をテーブルに直に置く地元のおっちゃんが気にならなければ利用価値大いにあり。
お宿で休憩ののちチェックアウト。本日のおしながきは以下と盛りだくさん。
- かつて巨大魔窟のあった九龍寨城公園
- 航空ファン垂涎のチェッカーボードヒル
- 香港の公営住宅の歴史を紹介した美荷楼生活館
- 宿泊地マカオへ移動
香港島を離れる前に、雑貨屋や食堂が集うセントラルマーケットやらを愛でようぞ。
中環フェリーターミナルは色んな行先の乗り場があり、尖沙咀行きのスターフェリーは7番なり。
さて、本日最初のスポットは九龍寨城公園!行きにくいと思ってたがちょうどここから1本で行けるぞ。
イオンが入っている九龍城プラザの横に九龍寨城公園入口はあった。というより、もはや公園の一角をモールが間借りしてるような位置関係。
広い園内、迷いながらもたどり着いたそこには…
法が及ばないこの地に難民がなだれ込んだのが発端とな。無計画な増築で内部は迷路化し、売春・薬物・マフィアが横行、香港での免許を持たない歯科医院が多く、畳1枚に対して3人が住んでた計算らしい。
入場無料ゆえ気になった方はお越しやす~
あ~楽しかったってんで、お次のスポットは香港カーブファンの聖地、チェッカーボードヒル!
啓徳 空港は着陸手前で右旋回し進入する飛行経路(=香港カーブ)- 「パイロットに着陸手当が出る」という伝説があるほど難しい
- 旋回の目印となったのがこのチェッカーボード
- 1998年閉港した直後は塗りつぶされ、今また鎮座してる
九龍寨城公園のお隣に位置するが、工事で迂回しまくる。14時近くで昼メシもまだ、加えて炎天下の坂道をヘロヘロになりながら、ようやっと格子発見!
ここも入場無料ゆえ、香港カーブファンはお越しやす~
あ~楽しかったってんで、お次のスポットは美荷楼生活館!香港の公営住宅の歴史展示館で、ユースホステルも併設。地下鉄石硤尾駅までHKD4.8(≒93円)と、香港は交通費だけはアホみたいに安い。
生活館に到着するとスタッフ曰く、動画とフラッシュは禁止で写真はOKとのこと。
館内を練り歩き、お次は集合住宅の展示に続く。
こんな見ごたえある展示館が入場無料!民博好きはお越しやす~
時刻はもう15:30、堪能しすぎてマカオ移動が大幅に遅れてしまった。最寄駅の地下鉄深水埗から荔景で乗り換え、昨日最初に降り立った東涌へ走吧!HKD15.4(≒301円)なり。
今回はバスで港珠澳大橋を渡ってマカオIN。香港口岸で香港出境後HKD65(≒1270円)のバスチケット購入、『澳門口岸』に沿ってバス乗り場へ。くれぐれも中国側『珠海』行きと間違わぬよう。
快適な2階建てバスに揺られ、約50分ほどでマカオ口岸に到着~!イミグレ通過で入国。
マカオは香港ドルは使えるものの、交通機関はオクトパスカード利用不可。現金ケチり作戦で、マカオ口岸からはカジノバスに世話になる。
30分でまずはマカオ半島のアウターハーバーに到着、そこからは各カジノの強烈な呼び込みで無料バスに乗る。
ギラギラした景色を見ながら20分ほどでリスボア到着~。
ここからお宿メトロポールは目と鼻の先。マカオでHKD645(≒12,890円)ならありがたい方か。
ちょいと休んで時刻は20時。お宿到着が遅れ、熟食中心での飲食は諦めてお宿宴会にシフト。
代わりに狙うは深夜1時まで営業というカレーモツ煮込みの店錦華牛雜!まずは街ブラついでに脇を固める惣菜を求めてスーパーへ走吧!
ツバをつけといたスーパー新苗超級市場は24時間営業!見切り惣菜ゲトー!
さて、それではカレーモツ煮込みも調達しよう。
と、地図で照らし合わせるも店がない!辺りを探し回って先ほど通り過ぎた軽食横丁と判明。
スタッフに「色んな人に訊いて探しましたぞ~」と言うと「移転したんすわ」とな。
臭いカラダをゴシゴシし、22時半を回ってようやく宴会スタート!
鶏・鶏・内臓と偏ったメニューだが、ビールに合えばオールOK!と祝杯をあげたのだった。