VIAGGI

TorinoOttobre 2002

最終日は朝からひどい雨。朝食は例によって駅のバールにて甘いパンとカプチーノをもっさもっさ。

本日はトリノ空港から格安航空会社のライアンエアーで一路ロンドンはスタンステッド空港へ、旅の最後はイギリスで締めくくるというおしながき。

午前中は特に興味のないエジプト博物館へ潜入。天井の高い図書館のような場所に所せましと出土品が展示されており、それなりに感心。

お口をスッキリさせる炭酸水とおコーシー
お口をスッキリさせる炭酸水とおコーシー
(2019年再撮影)

残りのユーロも少なくなり、駅の反対側をダラダラ探索することに。消費期限が怪しそうな食料品屋、入ったらいきなりドレッドにされそうな床屋などが軒を連ねる香港映画のような商店街を不思議な気持ちで立ち去る。

そんなこんなで空港行きリムジンバス乗車のお時間。相変わらずの雨の中、バスはラクダ色の中心街をどんどん離れていく。

いちおうマダマ宮殿とやらの写真も載せとく
いちおうマダマ宮殿とやらの写真も載せとく

後日お城で観た映画『ミニミニ大作戦』('69)では、ローバーミニの爽快な走りよりも舞台として登場するトリノの街にゴマつぶ目を奪われる。

「次回は現場を検証しましょう」と、家臣と語り合ったかどうかは忘れたが、50分ほどでトリノ空港到着。だだっ広いロビーの椅子に腰掛け、第一弾のイタリア行脚を振り返ってみる。

うむ、また近いうち訪れてもいいですかねぇ。とにもかくにも、初めてのイタリアは我々に興味を植え付けた。

出国審査を抜け、搭乗時間になりコロナ隊は長靴の国を後にした。