AL CASTELLO
2024イタリア旅じたく 旅の立案
秋に入った某日、大根の皮をかじりながら女王が高らかに宣言した。
「今年はいつぞやのリベンジですカーニボン!」
「ンマいものがいただけるならお供しますぅ」
そう!疫病前の2019年、キノコ祭りこと『Fiera Internazionale del Tartufo Bianco d'Alba(アルバ白トリュフ祭り)』でゲットしたワイングラスが受託手荷物の中で粉砕したそのリベンジである。
てなワケでキノコ祭り期間中で、航空代も底値の11月中旬をXデーとする。
Skyscannerとにらめっこ
アルバへのアクセスを鑑み滞在はやはりトリノ。本来ならトリノ空港IN/OUTが理想だが、発着便の多いマルペンサ(MXP)が妥当。毎年頭を抱える航空券は中国便を除くと15・6万するため今年も海外発券とする。
もはや我々のハブ空港・仁川(ICN)発着の最安値は、その巨大さゆえ億劫なフランクフルト(FRA)乗り継ぎのルフトハンザ。最終目的地MXPへは同日22時着と遅いが、空港周りに良心価格のお宿もあるし、ICN⇔FRA⇔MXPで決定!
結局Webでエラーが出て電話予約(手数料不要)となったが、ICNまでのLCCを含めても12万円台とまぁ上出来か。
トリノのお宿高い問題
近年トリノのみならずイタリアはアパートの1室貸出タイプが多い。それはさておきテニスの国際試合がトリノであるらしく、その影響かユースのドミトリーでも1泊1万5千円とな!
予算の範囲内では近隣の街すらなくお手上げだったが、ある日めぼしい宿がポっと出現、無事全行程の予約完了。空港近く1泊、トリノ2泊、空港に近い街ブストアルスィツィオ1泊で決定~
行脚カウントダウン
キノコ祭りはトリノから南東へ鉄道で1時間半ほど。さらにその先にヴィーノの王様バローロ村がある。再訪を切望するも週末は足が少なく、同じく近隣のヴィーノの女王様バルバレスコ村も交通の問題で断念。
そこへ天使のスプマンテでお馴染みのアスティが案外近いと判明。まな板に乗った生ハム&フォルマッジョ盛りも市場で喰えるらしい!アスティまでのバスが不透明だが現地で訊いてダメなら諦めよう。
物価高でケチ臭い旅が今から想像できるが、かくして金券ショップで両替するついでに『立ち呑み庶民』の暖簾をくぐったのだった。