PASSEGGIATE
「朝メシに出かけますよ!」とミヅーラさまが朝高らかに宣言すると、家臣が「お供しますぅ」と羽にブラシを当てた。お宿から2ブロックほど先、GoogleMapで高評価の八芳早餐へ走吧!
午前中に閉まる朝メシ屋さんで、店内に掲げられたメニューには
まだ何かイケますね~ってんで、お宿向かいのお店でホルモンたっぷり麺線を実食~。西門の有名店・阿宗麺線よりもガツン系で個人的にはこちらが好み。
朝からビッラをごっきゅんごっきゅんしていた家臣が「ちょっと出てきますぅ」と姿を消す。
テレビを観ながらダラダラしていると、爪楊枝をシーシーしながら羽が帰還。
家臣は午後便で帰国ゆえ、老牌牛肉拉麺大王で3食めの朝ごはんを喰ったそう。NHKドラマ「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」で主人公たちが再会した、台北リピーターには定番の炸醤麵の名店である。
さて、正午前にお宿をチェックアウト。
空港へ向かう家臣に駅で別れを告げ、ワタクシと隊員犬は明朝4時までさすらいの放浪者となる。隊員犬と協議した結果、まずはお近くの
迪化街は乾物などを扱う問屋街で、昨日訪れた深坑老街のように赤レンガの趣ある街だが、昨今カフェや雑貨屋が目立つオサレスポットに変貌を遂げた。孤独のグルメの五郎さんが食した雞肉飯は「五郎特餐」と名づけられ、聖地巡礼する日本人も多いエリアである。
昼過ぎで腹減った~ってんで、臺鐵便當を買いに台北駅へ走吧!
知ってるだけで駅内3軒はあるこの駅弁屋、店舗を減らし営業しているが人気は相変わらずで、一番安い60元弁当は売り切れとな!泣く泣く高い80元の排骨便當にしたが、夕方には全種類完売もあるので、ありつけただけでよしとしよう。
ゲフ~喰った喰ったってんで、昨日疲れて早々に退散した都会部分を再びカッポ。
なんやかんやと17時前だが、空港に向かう最終捷運まで6時間はある。ここで休みの切り札に足裏マッサージ投入!毎回お邪魔する足満足も疫病のせいか店舗縮小しておった。
足も軽くなったところで絶対に訪れようと心に決めていたスポットへ走吧!
台湾ドラマ「悲しみより、もっと悲しい物語(原題:比悲傷更悲傷的故事)」で登場する歩道橋である。
韓国映画(2009)→台湾映画リメイク(2018)を経て台湾ドラマ化(2021)したこの涙腺崩壊ドラマ、余命幾許もない主人公が花嫁姿のヒロインの幻想に泣き崩れる夜景シーンが印象的。背景に映った店名から場所を割り出したが、実際は浮浪者がくつろぐ人通りも少ない歩道橋であった。
さて、お楽しみのショッピングへ走吧!
毎回立ち寄るカルフールは西門と龍山寺の中間にあり、24時間営業なのが有難い。
持ち金が底をつき最低限にした買い物は、機内に持ち込めぬ液体などを除くとせいぜい豆腐とツマミくらいだったが、検疫に触れない屋台のニラまんなどをリュックに詰め込み、空港へ走吧!現在バスも24時間運行ではなくなり、帰国便は手続き開始が朝4時台のTigerairなため空港野宿とする。
桃園空港は心ひそかにソファー席が点在する親切設計!ここで数時間の仮眠ののち、朝4時にコンビニで最後のお買い物を済ませチェックイン。
T1とT2は制限エリア内で行き来ができるが、あれだけ栄えている印象のT2ですら、早朝なのか疫病のせいなのか閉山した炭坑町並みにさみしい。
搭乗率5割以下の機内でエコノミーフルフラットに身を休め沖縄到着!Visit Japan Webで華麗に通過かと思ったがやはり日本、アナログ感あり。特にソーキそばを喰うでもなく、迎えを命じられた家臣の待つ関空へ帰着したのであった。
隊員犬ぱむの実写版が登場するYoutubeもどうぞご覧くださいまし~!