VIAGGI

Piemonte-ToscanaMaggio 2007

AM10:00 怒涛の1日始まる

ボボボボボーーーン!!!

チケット売り場の長蛇の列の意味がわかった。チケット売り場で振替え輸送の案内を受けるためヘビさんの一部になっていたのだ。

長いこと待ちようやっとコロナ隊の順番が回ってくるも、今日ライアンの便はなく、明日以降なら振り替え可能とのこと・・・。我々の帰国便は格安航空券で日程変更が効かず、搭乗に間に合わなければ放棄するしかない。

こうなったら何が何でも夕方までに英国に渡らねば、帰国便を正規料金で買い直しだ。幾らになるか見当もつかんが、恐らく相当高額だろう。英国へ今すぐ渡れる、ショーペロしてない航空会社を探せ~!

助けを求めた先の一つは今回欧州便を手配した日本の旅行会社だった。イタリア~ロンドン間のエアー手配が可能か訊くと「あいにく海外発券はできません」と却下され、「英国へ渡るには相当困難。イベリア航空で一旦マドリード経由くらい考えないと」などという番組の挑戦企画としか思えないルートを案内される。

空港を早々に離れピサ中央駅に逆戻りぃ~
空港を早々に離れピサ中央駅に逆戻りぃ~

AM11:00 帰国大作成始動

とにかく市内に戻って旅行会社を探そう。英国に向かって1歩でも歩みを進めねば。そんなコロナ隊に神の助けか、すぐに旅行会社は見つかった。その名も『MICHELE VIAGGI(ミケーレ旅行)』。

「ショーペロで困っている旅の女王と家臣でございますぅ」店内になだれ込み帰国便に間に合う英国行きを調べてもらうと、夕方の英国航空が数席空いてるようだ。2人で30万以上はかかるが仕方ない。日本便を買いなおす方がもっと高額だろう。

ミケーレ旅行のお姉さんが端末と向き合い奮闘!その間も時間は過ぎていく
ミケーレ旅行のお姉さんが端末と向き合い奮闘
その間も時間は過ぎていく

「これならイケます!今から至急ローマへ移動してこの便にお乗んなさい!」発券したチケットと、粘り強く対応してくれたお姉さんが転記してくれたメモを握り締め、ローマ行きの列車に滑り込む。親切なMichele Viaggiありがとう~!

PM0:30 ピサからローマへ南下

『おカネは寂しがり屋』とはよく聞くが、ドタバタも他の混乱に便乗したがるらしい。乗り換えのフィレンツェで、主要幹線を走る料金のお高いユーロスター(ES)が遅れているというのだ!遅れがちなローカル線はキチンと定刻着というのに、ESはどんどん遅延が増えていく。今回に限ってどうなっとんのだ・・・。

PM1:30 ようやっとローマ行きに乗り込む

イライラの末、25分遅れで入線したユーロスターに乗り込み席に着くが、カツカツすぎるスケジュールに気が休まらない。ふと隣の人の新聞を見ると、デカデカと踊る『sciopero(シ ョ オ ペ ロ)』の文字。お隣に座るイタリア人マダムによると昨日からテレビでもやってたとな・・・(帰国してわかったがPCメールに告知が来ていた)。

PM4:00 ローマ到着、いざ空港へ

もう少しでローマはテルミニ駅着!・・・と、乗る予定だった空港行きレオナルド・エクスプレスが無情にも目の前を発車してく~!あ~れ~!何とかイケるかと30分遅れの次の急行でようやっと空港にすべり込んだ。これでとりあえず英国行きには乗れるかな!

PM4:30

ああしかし、空港ターミナルに入ったコロナ隊の目の前に信じられない光景が広がっていた・・・