PASSEGGIATE
「今年の夏はぶっかけメシ~」女王が高らかに宣言し、家臣の「ンマものがいただけるならお供しますぅ」と頷いた数週間後、航空券の安いお盆休み明けにAir Asia Xに乗り込むヤツらの姿があった。
- 8/19 KIX 09:50 -- 13:50 BKK
- 8/21 BKK 14:00 -- 21:55 KIX
今回は微笑みの国・タイはバンコクへ潜入!エアサイドにファミマがあるT1からの搭乗でありながら、Air Asia Xは持ち込み飲食不可らしい・・・。
だが乗ってみると見渡すほとんどの席ポッケにファミマ茶がさしてあり、スタバやら飲んでる人もフツーにいる。ルール上はそうでも実際は黙認っぽく、そもそも持ち込み不可を知らない人もいそう。
ベルト着用サインが消え、クルーがワゴンをガラガラし出すと、結構な数の乗客が有料の機内食を受け取っている。
ひもじさに襲われ「カーニボン、国家予算でお飲み物を・・・」と打診すると、財務省の羽から「よござんすよぉ」と許可が下り、@150バーツのビールを2本購入。300バーツ以上でカード払いOKらしくちょうどよかった!
4年ぶりの中距離路線は意外に疲れもなくスワンナプーム国際空港へ到着。成田空港の3倍の広さだけに、沖止めからのバス移動も長く、ボーディングブリッジを使えるレガシーキャリアにヨダレを流す。
入国カード不要でイミグレを快調に突破、まずはKLOOKで購入した翌日に使うBTS(K-POPではなく高架鉄道のこと)の1日乗車券を受け取りにカウンターへル~イ(レッツラゴー)!
KLOOKやKKDAYは、チケットやSIMなどをお得に購入できるサイトで、現地で並んで買う必要がなく便利。明日早朝にBTSを使うため、割引はほんの数十円だが事前に用意しておこうという腹である。
さて、お次は両替にル~イ!
エアポートレイルリンク駅の左奥、3軒連なる両替所が空港内で一番好レートと言われている。到着階などで両替すると、1万円両替につき250バーツ≒千円も違う(2023年8月時点)!ドケチ女王は6千円ポッチを両替~
さて、お次は恒例の空港宴会、物価調査がてらコンビニへル~イ!
ゲフー喰った喰った。ちなみにタイはアルコールを販売購入できる時間が11~14時・17~24時と制限されているが、空港コンビニはその限りではないらしい。
さて、エアポートレイルリンクの駅から市内へル~イ!終点パヤタイ駅まで26分、45バーツ~
本日のお宿River Home Bangkokは最寄りのクルントンブリー駅から徒歩13分、チャオプラヤー川沿いのリノベーションホテル。チャオプラヤー川沿いはハイクラスホテルが立ち並ぶエリアで、我々のお宿はかのペニンシュラの裏手のボロ屋街にあった。
夜には街灯も灯らない一角だが、アイコンサイアムも徒歩10分ほどと立地は抜群。コンクリート打ちっぱなしのモダンな造りで、部屋の床は傾いているが内装もオサレ。傾いてるが。
ちなみに宿泊料金はTHB1,090(4,631円)、嬉しいことにデポジット不要。チェックアウトの際、部屋の破損などを確認するシステムらしい。
小休止のあと、高級ショッピングモール・アイコンサイアムの船着き場からお舟に乗って中華街へル~イ!
今回の旅の主旨は「タイぶっかけ飯巡り」で、これから参るはYoutubeのTJチャンネルさまで紹介された、テーブルもなく外に置かれたイスで喰らうぶっかけ飯(カレー)屋なりよ。
Hop On Hop Off Boatなるツーリストボートは、人気観光スポットの船着き場のみ停泊する。2階デッキで景色を楽しめて30バーツ(≒120円 2023年8月時点)は乗るしかない!ちなみに観光特化型ではないオレンジラインは16バーツとほぼ半額。
悪名高いバンコクの渋滞もなんのその、2階デッキに座るとスピードが体感できて爽快!ものの数分でラーチャウォン船着き場に到着~!
狙うぶっかけ飯(カレー)屋さんKhao Gaeng Jek Puiへ爆速でル~イ!閉店時間が近づいてるぞ、急げ~!
赤いプラッチック椅子だけが置かれたオープンエアーのその店はもう閉店間際で、カレー2種しかないとのこと。せっかく来たのだからと、その二つをありがたくいただく。
ゲフー喰った喰った。あとは中華街をゆっくり散策しよか。パートンコー(タイ揚げパン)も喰いたいな~
・・・と思ってたら、人混みにもまれるわさっきのメシで腹は膨れるわで早々に立ち去ることに。
結局人混みにやられただけの中華街ヤワラートを後にし、再び船でアイコンサイアムへ戻ることに。
しかし、ああしかし、船着き場は灯りも少なく切符売り場も見当たらぬ。タイ語も喋れず、ただ「チケットを買いたい」と英語で連呼するガイジンに現地民は苦笑い。
そこへ、「向こうに着いて払うんすよ」と女性が声を掛けてくれた。来た船に乗り、着いて紙幣で払おうとするも徴収係は応じず、また先ほどの女性が助けてくれ、我々は無賃乗船とあいなった。
結局@8バーツらしく、それなら紙幣を受け取りお釣りくれと思うが、帰りの足にトゥクトゥクまで手配してくれるお姉さんに「歩くので大丈夫(ケチ心)」と言い、払い損ねた20バーツ紙幣を渡し礼を告げ別れた。紙幣がダメな理由をご存じの方、ご一報あれ。
お宿に戻り、家臣の羽はアイコンサイアムのフードコートでゲットした串で寝酒を楽しんでいる。
年のせいか異常に疲れた。明日は早朝から活動するのでゆっくり休もう、と床が傾いた寝床に入るのだった。