VIAGGI

LazioSettembre 2012

ガウガウ~!!!

今回はローマ有するラツィオ州とトスカーナ州の近場周遊で3泊6日の弾丸行脚~。関空-(上海航空)->上海-(中国東方航空)->パリ-(エールフランス)->ローマと、コードシェアで乗り継ぐ忙しい旅程。

まずはKIX-PVG間の第一村人ビッラにごあいさつをば
まずはKIX-PVG間の第一村人ビッラにごあいさつをば
中国人がよく喰ってる、空港の給湯器で作るカップラーメンもね
中国人がよく喰ってる、空港の給湯器で作るカップラーメンもね

ところが上海を飛び立った直後、急病人発生で北京空港へ緊急着陸というアクシデントに見舞われる!パリでの乗り継ぎは2時間しかないが間に合うのか・・・?!

北京を出発後、夜中3時あたりに喰わされる機内食
北京を出発後、夜中3時あたりに喰わされる機内食

結局接続便を逃し、カウンターは乗り遅れ難民でカオス状態。なんとか別々の席にねじ込んでもらった後続便でローマに到着したのは、関空を飛び立って実に27時間後のことであった。

「エラい目に遭いましたね、カーニボンや・・・」
「ささ、疲れたカラダにはエナジードリンクですよ、ミヅーラさま」

「あうあう、ようやっと便を割り振られましたぁ」「あうあう、なんとか今日中にローマに着けそうですねぇ」
「あうあう、ようやっと便を割り振られましたぁ」
「あうあう、なんとか今日中にローマに着けそうですねぇ」
シャルル・ド・ゴール空港にて後続便に乗り込める幸運を噛み締めいざ搭乗!
シャルル・ド・ゴール空港にて後続便に乗り込める幸運を噛み締めいざ搭乗!

ローマ・フィウミチーノ空港から列車で向かうは、本日のお宿があるトラステヴェレ地区!今回はローマの下町を満喫しよという腹であったが、なんせ予定よりも大幅に遅れたため、お宿へチェックインする頃にはイタリアの陽気な太陽も傾きかけていた。

はて、今回は妙に乗り物たちから歓迎されておりますねぇ
はて、今回は妙に乗り物たちから歓迎されておりますねぇ

それでもベタスポットで観光を!と、噴水が見事なナヴォーナ広場へアンディアーモ!夜ライトアップする3つの噴水は、かつて留学していた知人曰く「いつ行ってもどれか1つは工事中」らしいが、作業も済んだのか3つ同時に拝むことができた。にしてもお見事な装飾!

「歩き飲みのビッラと豪勢な噴水でいい気分ですぅ~」「またミヅーラさま、あんなところでおくつろぎに・・・」
「歩き飲みのビッラと豪勢な噴水でいい気分ですぅ~」
「またミヅーラさま、あんなところでおくつろぎに・・・」
お食事処は大賑わいですねぇ
お食事処は大賑わいですねぇ

そらそうと今回のお宿は駅からも目抜き通りへも微妙に遠い。全部自分で決めておきながら「歩くのが疲れる」というミヅーラさまの苦情を受けて、優秀なクレーム処理班カーニボンが提案。「それならばアレに乗ってみましょうとも!」

家臣が示すは街中に張り巡らされた線路を行き交うトラム。行き先や停留所がイマイチ謎だったりで利用したことはないが、実際使ってみると案外手軽に乗りやすく、利用価値の高い交通手段と判明。

エスプレッソマシーンは顔がつくとなんかポンコツ感が凄い
エスプレッソマシーンは顔がつくとなんかポンコツ感が凄い

さてさて、トラムを乗り継ぎ、今回最初のお食事どころへアンディアーモ!・・・と言っても隠れた名店ではなく、あのベタな『Pastarito Pizzarito(パスタリート・ピッツァリート)』!

当サイトをご覧の方にはお馴染みの、イタリア粉モンチェーン店のココがミヅーラさまは大好きである。イオニア式の主柱にファルファッレが乗っかっているロゴも可愛いし、なんといっても安いミヅーラさまの口に合っている。自称グルメな家臣カーニボンを言葉巧みに誘い出し、初のオスティエンセ店へ拉致成功~!

史上稀にみる客の少なさ。壁のおっちゃんも空回り
史上稀にみる客の少なさ。壁のおっちゃんも空回り

しかし、活気のあるテルミニ駅前店と違い、ここは広い店内に客1人しかおらず、なんとなく戦意が失われる。まずは赤ヴィーノをこっきゅんこっきゅん、ん~なんとなくイタリアァ。アンティパストのブルスケッタ、プロシュットを乗せたインサラータをモソモソし、なんとなく卵そぼろになってしまった残念なカルボナーラをモソモソ。

閑散としていると気のせいか味も落ちて感じる
閑散としていると気のせいか味も落ちて感じる
カーニボンはクリームを絡めたショートパスタが大好物
カーニボンはクリームを絡めたショートパスタが大好物

「カーニボン、すったもんだの疲れが今になって出てきましたぁ」
「ささ、トラムに乗ってお宿へ戻りましょうとも、ミヅーラさまぁ」

膨れた腹を抱え、古代ローマ時代のエラい人が建てたというピラミッド型の『ピラミデ』を眺めつつ、人影もあまりない停留所から煌煌と明かりがともるトラムに乗り込んだのであった。