PASSEGGIATE

TAIWANdicembre 2023

新年快樂~!シンニィェンクァィラ~

カウントダウンにちょこっと参戦し、ボロいながらも暖かい寝床で寝ざめた翌日、いつものように朝ごはん屋へさまようヤツらの姿があった。

「ワタクシ調べのお店へご案内いたしますぅ」
「喰いしんボンや、期待してますよ」
「わんわん~(どうせまた廃業してるのでは~)」

狙った店が閉まってるも、明るく入りやすい店に潜入
狙った店が閉まってるも、明るく入りやすい店に潜入
開運メニューもいただきましょう~
開運メニューもいただきましょう~
こういう遊び心がいいですよねぇ
こういう遊び心がいいですよねぇ

ゲフー、喰った喰ったってんで、お宿で小休止ののちチェックアウトしよう。

台湾コンビニのイートインスペースてオサレよね
台湾コンビニのイートインスペースてオサレよね

本日は高雄カオシュン観光を経て、海沿いを走るレトロ観光列車『藍皮解憂号ランピージエヨウハオ(Breezy Blue)』の起点駅枋寮ファンリャオから台東に向かうおしながき。コロナ隊はケチって普通の特急に乗るが。

まずはお宿最寄りから台南駅へのバスに乗車
まずはお宿最寄りから台南駅へのバスに乗車

台南駅裏側に到着。ここから鉄道で高雄へ走吧!と意気込んでたら予定の列車に乗り遅れる。肩を落とすコロナ隊に、駅のおっちゃん曰く「次の列車に乗ったら新左營で追いつくぞ」とな。

とりあえず来たレトロな列車に乗る
とりあえず来たレトロな列車に乗る

ふと、当列車が『莒光号ジューグアンハオ』ということに気づく。この列車なんと、夜通し座席で台湾一周する台湾最後の夜行列車なのだ。近々廃止予定と動画で観たことはあるが、まさか出逢えるとは!

2024年3月現在このルートは廃止されたのかヒットせず
2024年3月現在このルートは廃止されたのかヒットせず

かくして西村京太郎サスペンスのごとく、乗り損ねた列車を新左營で待ちかまえ乗車。おっちゃんありがとう!

さてさて、次の左營から徒歩10分、我々が向かった先はベタスポット『龍虎塔』~!本日は2024年の元日、賑わってますなぁ~

修復中は逆にレアやもしらん
修復中は逆にレアやもしらん

ドラゴン&タイガーは塔に登れずとも行き来はできる親切仕様となっている。ちなみに入場無料なり。

内部には戒めを模した的な何らかの何かや
内部には戒めを模した的な何らかの何かや
何らかの寺や
何らかの寺や
何らかのドラゴンハウスも
何らかのドラゴンハウスも

思ったより他の施設も楽しめ、あ~堪能したってんで駅へ戻る。

左營駅は昔の線路跡がモニュメントに
左營駅は昔の線路跡がモニュメントに

高雄駅に戻り、街ブラついでに昼メシでも喰らおう。

日本の中華街くらいの中華感
日本の中華街くらいの中華感
高雄駅からすぐの香港みたいな住宅街
高雄駅からすぐの香港みたいな住宅街

ちょうどいい暖かさでビッラを呑み呑みカッポカッポ。狙ってた昼メシどころが軒並み休みで難民となってたところに桃源郷が。

このビジュアルは味に間違いないですぞ
このビジュアルは味に間違いないですぞ

劉江便當はシブい見た目に反してチェーン店らしい。こういうのはメニュー表の一番上を選ぶのが無難であろう。

感想言わんでもンマいのわかるヤ~ツ
感想言わんでもンマいのわかるヤ~ツ

ゲフ~、喰った喰った。さんぽがてらここからすぐの有名な美麗島駅でも拝もうか。

世界2番目に美しい駅舎とやらで集合写真
世界2番目に美しい駅舎とやらで集合写真

あとは高雄駅から枋寮を経由して台東へ向かうだけ。と言ってもここからが長いのだが。

枋寮は前述のとおり『藍皮解憂号ランピージエヨウハオ』の帰着点で、台湾南部の西~東を行き来する通常の列車も通る。高雄からは区間快速で1時間強、最初は混んでいた車内も徐々に人が減り、海岸線を走る頃には乗客は数名ほどになっていた。

木の造りが印象的な枋寮駅にまず到着~
木の造りが印象的な枋寮駅にまず到着~

乗り換えの30分でその辺を散策してみよう。駅前通りのドンつきには海岸が。

駅から徒歩数分で海岸のモニュメントに到着
駅から徒歩数分で海岸のモニュメントに到着

駅に戻りあわただしく台東行きの列車に乗ると、車内がペッカペカの新型車両EMU3000型、いわゆる"新"自強号であった。ラッキーですなぁ。

ほぼほぼ日本の新幹線と肩幅の広い前席の人
ほぼほぼ日本の新幹線と肩幅の広い前席の人
ちょいと失礼してカシュっとな
ちょいと失礼してカシュっとな

列車はしばらく西海岸を南下し、東西を横切ったあと東海岸を北上する。夏のようにキレイな海は拝めなかったが、飽きることなく1時間半ほどで台東到着~

立派な駅舎とこれでもかというほどの土産物屋
立派な駅舎とこれでもかというほどの土産物屋

さて、バスで市街地へ走吧!と思ったら周りの台湾人曰くしばらくバスがないらしい。散策がてら徒歩で行こか。

しかしこの選択は間違いであった。せいぜい30分と思ったら1時間以上かかっていた。宿から到着時間の確認が入り「台東駅から歩いてる」と返信するとタクを勧められ、到着した際「歩いて来た例の客か?」と驚かれる。

そらそうと、この路得行旅国際青年旅館は想像以上にオサレであった。図書館がコンセプトのようで、部屋のカードキーと共に本が渡された。予想外にくれた翌日の朝食券は近所の提携店で使え、アメニティは有料と環境にも優しい。

木目がステキなコンパクト寝床
木目がステキなコンパクト寝床
シャワー仕切りが短かすぎて意味ないが清潔
シャワー仕切りが短かすぎて意味ないが清潔

近所で晩メシを調達し、案内があった地下の台所で喰おうとしたら台所のレベルではなかった。台東で1,233元(5,970円)か…と思っていたが、これなら納得!

周富徳も納得のキッチンスタジアムすわ
周富徳も納得のキッチンスタジアムすわ
勝手にお飲みなさいの茶もあったり
勝手にお飲みなさいの茶もあったり
おっちんできるくつろぎスペースも
おっちんできるくつろぎスペースも
値段忘れた
値段忘れた

さて、宴会スタ~トォ~!これほどまでに快適なお宿見たことない。ここに泊まるために台東に来るのもアリなくらい。たらふく喰ったあと、快適な寝床で寝落ちたのであった。