VIAGGI
ごっきゅーーん!
昨年に引き続きイタリア行脚当日を迎えることができた朝、隊員犬ぱむをペット宿に預けたのち、オンラインチェックイン済みのため離陸1時間前に関空到着~
「今回は聖地でビッラ三昧ですよぉ、カーニボン(嬉)」
「ところでどこへ参るのでしたっけ、ミドゥーラたまぁ(楽)」
てなワケで旅程を理解しているかナゾな羽家臣を引き連れ、9年ぶりのフィンエアーに乗り込む。
Al Castelloでも紹介したが、今回ドイツはミュンヘンINし、メルカティーノ・ディ・ナターレ(クリスマス市場)がはびこる南チロルを列車で南下、最終的にミラノへ抜けて帰路につくというおしながき。
量が少ないフィンエアーの機内食に文句をたれつつも10時間後、ヘルシンキ・ヴァンター空港へ到着。1時間という無駄のないトランスファーを経て小型機に乗り込み、晴れてドイツはミュンヘン空港へ降り立ったのであった。
「それはさておきカーニボン&ぱむ!さっそく例のとこへ参りますよぉ!」
「はぃぃ、よくわかりませんがお供しますですミヅーラさまぁ」
「あすこですね、わんわん~」
そう!空港に着いた時点でミヅーラさまには行きたい場所が。
数年前放送されていた『旅は道ヅレ』なる関西ローカル番組で、ドイツで100種類のビッラを飲みたい女子と吉本新喜劇の宇都宮まきちゃんがまず訪れたのが空港内の『EDEKA』というスペルメルカートなのである。棚に陳列されたビッラの大海原を目視すべくいざ潜入!
まずはカーニボンがお買い求めしたビッラとサラーメをベンチでもっさ&ごっきゅん!
「これはワタクヒの好きな味でふよ、カーニボン」
「ミヅーラはまぁ、喰うかしゃべるかどっちかになはいまへぇ」
街ナカにあるような店や軽食やさんも多いし、今度は帰路でこのミュンヘン空港を利用したいですなぁ!
空港駅にて、券売機に挿入した紙幣が突っ返されると「向きが違うぞ」と入れなおしてくれたおっちゃんに感謝しつつ、Sバーンなる都市近郊鉄道でミュンヘン中央駅に到着。
記念すべき初日のお宿はミュンヘン中央駅(München Hbf)からなんと徒歩20秒!部屋も普通に温かいしバスタブもあるし、長旅の疲れを癒すのに十分な設備なり。さあさ、12月の外気に対抗する装備をまとい、いざ麦スカッシュをあおりに街へ繰り出そうぞ~
「どのビアホールがいいですかな、カーニボン?」
「是非とも『道ヅレ』さんで登場したシュパーテンハウスに参りとうございますぅ」
中央駅からお目当てのシュパーテンハウスがあるマリエン広場までは地下鉄で2駅だが、この時期の街は目も眩まんばかりにキレイな装飾が施されているため、目抜き通りを拝んでいきましょう。
入り口がわからず裏口をウロウロし従業員に「正面はあっちだ」と教えてもらいたどり着いたシュパーテンハウス。
「腹をすかせている旅のかんむりと羽です。どうかビッラをめぐんでくださいなぁ」と丁重にお願いすると、「機内の無料ビッラでは腹の足しにならなかったのは見てわかります。ささ、貧乏くさいですからあの隅っこの席へ」と親切に案内される。
さて、我らコロナ隊がシュパーテンハウスに潜入したのは夜10時、日本時間では朝の5時である。デカい骨付き肉と格闘中の民を横目に、ヴルスト、プレッツェル、そして500ミリリットルのヴァイスビアをご注文~。
ごっきゅんごっきゅん、ピヒャ~!!想い焦がれていた聖地でのビッラにミヅシュラン5ツ星進呈~!
ヴルストは小ぶりながらも粗びきで喰った感があり、プレッツェルの塩気も手伝ってビッラが進む~!胃は疲れているが軽快に2杯目おかわりぃ。あ、『道ヅレ』さんに登場したおバアちゃん給仕さんもカワイイ民族衣装でまだまだ元気に働いてらっさる!
帰りの道すがら、ヒトラーがナチスの集会を行ったことでも有名なホフブロイハウスをチラ見することに。高い天井の装飾やら音楽隊の演奏やら賑わってる人々やら、他のビアホールを圧倒する存在感!
次はここにも訪れたいですねぇカーニボン、と話し合ったかどうかは忘れたが、駅ナカのEDEKAで買い込んだ部屋呑みグッズを抱えお宿に戻った。