VIAGGI
ごっきゅーーん!
暖房が薄ら寒い部屋で目を覚ます。昨夜の豚グリル弁当をもそもそ開けていると、ヌラ~と起きたカーニボン改めチロルボンが「ミヅーラさま、こちらもどうぞ」。
なんと、昨日の朝ミュンヘン中央駅でンマそうなパーネを買っといたとのこと!喰いモンに関してだけは抜かりないなチロルボン!
さてさて、本日はロメ男とジュリエッタの舞台ヴェローナが宿泊地。南下する途中でトレントという街のメルカティーノへも参りましょう。列車へ乗り込む前に、昨日閉まっていた駅前の売店でカーニボンはビッラ朝活に余念がないご様子。


昨日行ったボルツァーノは乗り換え駅ゆえ、最後にもう一度メルカティーノを拝みましょか。土曜とあってみんな午前中からこのお祭りを楽しんでいますなぁ!
「朝からヴルストがいただけるこの幸せ・・・」ホットドッグとビッラを堪能したチロルボンと共にボルツァーノに別れを告げトレント行きの列車に乗り込む。

ボルツァーノ経由で到着したトレントは、駅前から少し歩くと生活雑貨などを売る朝市で賑う市街に入る。広場で開かれた雑貨市を危うく会場と勘違いしかけたが、更に進むとありました、ここも大規模ですなぁ!




駅のバールでビッラ昼活を終えた家臣たちと共にいざヴェローナへ。
ヴェローナ駅前はバスのロータリーなど、8年前から少し変貌を遂げているよう。宿に荷物を置き、なつかしの旧市街をいざ散策~。



陽も落ちかけ寒さが増す中、喰いモン屋台の灯りが星桃次郎の一番星号(トラック野郎で検索)並みにギラギラし人びとがそれに群がっている。

「家臣たち、8年前のあすこで休みましょう」
「あすことはどちらですかミヅーラさまぁ」
「あすこですね、わんわん~」
てな会話があったかどうかはさておき、以前の行脚でいたく気に入ったエルベ広場のカフェにて、アペロールスプリッツと白ヴィーノをひっかけましょう~!このクソ寒い中、外のテラス席は食前酒をごっきゅんする人たちでいっぱい。

「しかしながらミヅーラさま、南チロルのステキな木造屋台に対しこちらはフツーのテントでございますぅ」
しょんぼりする家臣はいつの間にかチロルボンではなくフツーのヴェネツィアカーニボンに戻っていた。そうか、トレンティーノ=アルト・アディジェ州は終わり、まさにここはヴェネツィア有するヴェネト州だ。ああ、独語併記エリアともおさらばしたのだ、と寂しく思った瞬間であった。
とは言え屋台はナターレ(クリスマス)で満たされ、チロルの香りがし、ヴルストがそこかしこで消費されていた。


「カーニボン、腹が減って(以下略)」
「ミヅーラさ(以下略)」
てんで、以前おジャマした際、犬がテーブルの下で寝ていたトラットリアを再訪することに。
「比較的低価格なこの店を狙ってきたのはその風貌でわかります。ささ、みっともないので中へ」と親切に招き入れられ、そういやあまり訊かれない「お国はどちらですかな」の質問を店主から投げかけられる。

セコンドピアットの馬肉は想像と180度形状が違うちりめんじゃこスタイルだったが、ビーゴリもモチモチしてるし、カーニボンが頼んだフェットゥッチーネはトリュフがかかることでコックリした味わい。赤ヴィーノはmezzo(半分)で済ませたのが悔やまれるほど、快調にもっさもっさ&ごっきゅんごっきゅん!


この3日でヴルスト、豚グリルなど着実に名物を消費でき、何よりメルカティーノ・ディ・ナターレを堪能しまくった。
「いやぁ、旅って本当にいいですねぇ」と水野晴郎ばりに話し合ったかどうかは忘れたが、まだ祭りで盛り上がる広場を通り宿路についた。