VIAGGI
ごっきゅーーん!
朝7時に朝食室にヌラ~っと現れるコロナ隊。そう、本日は朝食付きのお宿なんである。
朝食と言っても宿主が前日から用意していた『いつでもご自由にお食べなさい方式』で、エスプレッソマシーン、パーネ、冷蔵庫にサラーメが放置された男女混合フリースタイルである。
「ご覧なさい、フィナンシェもありますよぉ」
「ワタクシはサラーメを挟んでパニーノにいたしますぅ」
「ご主人たち、フルーツもお食べなさいなぁ」
頭のかんむりを磨き、羽にブラシを当てたところで、午前中はヴェローナで街カッポをしましょうか。今回少なかったお買い物タイムに充て、昼から今回の最終宿泊地ブレシアへ移動することとする。
宿で散々もっさしたはずのカーニボンは「お名残惜しゅうございますぅ」とホットドッグをご注文。ワタクシもグリューヴァインでお付き合い。

時間は流れ、昼過ぎに列車で降り立ったブレシア。
ここを最終宿泊地としたのは、単に明日が帰国日で空港のあるミラノ最寄りの街だったに過ぎないが、実はイタリアのクラシックカーレース『ミッレミリア(1000miglia)』の出発地点なのだ!ローマへ向かい再びブレシアに戻るこのレースを、2008年に通過ポイントであるシエナで偶然見ましたなぁ。
ミッレミリア博物館もあるらしいが(のちに判明)、前回からいたく気に入った郊外型スペルメルカート『エッセルンガ』を表敬訪問するのが本日の重要ミッション。
お宿に荷物を置くやいなや「さあ、エッセルンガへ参りますよ!」と隊員たちに檄を飛ばす。
「ワタクシはメキシコ原産の寒がりチワワゆえお二人でどうぞ」
「ワタクシだって寒いのは生トマトくらい苦手でございますぅ」
と一悶着あったかどうかはさておき、「荷物持ちがいなくてどうします」と羽の根っこをつかんでいざ行かん!

「まだまだお釈迦さまの手のひらの上ですよぉ」

店内のお写真は都合上ないが、店内はナターレグッズが盛りだくさん。お買い物リスト片手にヴィーノ、フォルマッジョ、お菓子、調味料など、重量を気にしつつカゴに放り込む。
エッセルンガを出るとうっすら暗くなり雪も降り出していた。腹具合とめぼしい店が見当たらなかったこともあり、昼メシを喰うタイミングを逃してこんな時間になってしまった。

「カーニボーン、そろそろ我々のガソリンを入れねばなりません~」
「命の危険があってはなりませんから、ご休憩いたしましょうかぁ」
入りやすそうなバールを発見しビッラがあるか尋ねると、「モチロン!」と店員のおねえさん。運ばれてきたビッラに寄りそうは、やはりおつまみ一門の芋と豆!

ビッラを呑み呑み外を見ると、雪がしんしんと降り始めているよう。エッセルンガの戦利品を抱え足早にお宿に戻った。

早々にお土産をスケさんにパッキング。スケさんとは我々の仲間でありますところのスーツケースさんの愛称で、誰よりも空港のベルトコンベアをご存知の事情通である。ミヅーラさまはお土産をテトリスのごとくスケさんに詰め詰めするのが大好きなんである。
陽もとっぷり暮れたところで、まだ行っていないチェントロをカッポしましょか。


「貧乏くそうございますよぉカーニボン」

「カーニボーン、そろそろ水分補給が必要でございますぅ」
「命の危険があってはなりませんから、ご休憩いたしましょうかぁ」
てなわけで煌々と明かりが灯るバールへPOPイン。

「ミヅーラさまはいつもそうおっしゃる」
「はて、まだ何も言ってないですよ、カーニボン」
かんむりから発せられた空腹信号を羽がキャッチしたらしい。下調べでも候補に挙がり宿のオススメであるトラットリアへアンディアーモ!
食材が足りなく「今日はこれしかできないが」と手書きのメニューで前置きされるも、ここはミヅーラさま的に過去14回の行脚の中で最高のパスタを出す店に輝く!
カーニボンがラグーを選んだため、少しハズレ的にポモドーロのパスタを選んだが、これが最高にンマい!!少し濃いめの味付けにアッツアツの麺がちょうどいい塩梅で絡み何皿でもイケそう!

続いてはカーニは豚、そしてワタクシは牛、ここでもモロコシ粉のポレンタが寄り添っている。モツが苦手なミヅーラさまでもガツガツいけるお味なり!凄いぞシェフ!


美味しい、しかも第二の皿セコンドが10ユーロで収まる低価格(!)で満足に食事を終え、徒歩1分先の巣穴へ戻った。