VIAGGI

PiemonteNovembre 2024

キノコー!!

関空から22時間かけてイタリア入りした翌日、朝9時にお宿を後にするヤツらの姿があった。本日はここマルペンサ空港からトリノへ移動。2回乗り換える独自ルートで合計18.10€と、当日購入約50€のFreccia Rossaと比べ相当お得。

無料空港巡回バスでT1の鉄道駅へ 降車時バス運転手に礼を言うイタリア人意外と多い
無料空港巡回バスでT1の鉄道駅へ
降車時バス運転手に礼を言うイタリア人意外と多い

空港駅からまずは10分ほどでTrenordトレノルドのブスト・アルスィーツィオ(Busto Arsizio)駅到着。日本でいうJRのTorenitaliaトレニタ~リアに代わり、この地方を運行するのがTrenordトレノルドである。

空港の割高なバールを避けブストで朝ごパン
空港の割高なバールを避けブストで朝ごパン

そらそうとここブスト、帰国便が早朝のため最終の宿泊地でもある。2日後にまた逢おう~。

30分ほどの乗車で次の乗り換え駅ノヴァーラ・ノルド(Novara Nord)駅到着。ここでTrenordと別れ、Trenitaliaのノヴァーラ駅からトリノへ向かう。次の列車まで1時間、街をピロっと探訪しよう。

Trenitaliaのノヴァーラ駅まで徒歩5分弱
Trenitaliaのノヴァーラ駅まで徒歩5分弱
小ぶりな街なので散策しやすいチェントロ
小ぶりな街なので散策しやすいチェントロ

北イタリアだが日本と気温差はあまりない体感。目抜き通りのコルソ・カヴールから横道に逸れて聖堂を目指そう。

やあやあ、もうナターレの飾り付けが
やあやあ、もうナターレの飾り付けが
10月には焼き栗フェスのカスタニャータ(Castagnata)があるNovara
10月には焼き栗フェスのカスタニャータ(Castagnata)があるNovara

遠方からでもそのクーポラを拝めるサン・ガウデンツィオ聖堂。トリノのシンボル、モーレ・アントネリアーナと同じ建築家アレッサンドロ・アントネッリが設計とな。

先端の救世主像も合わせるとなんと126メートル!デカくて写真に収まらぬ~
先端の救世主像も合わせるとなんと126メートル!デカくて写真に収まらぬ~

昼メシを貪る時間もないままトリノ行きに乗車、1時間20分でポルタ・ヌオーヴァ(Porta Nuova)駅到着。

ミラノ中央駅並みに壮麗な駅舎
ミラノ中央駅並みに壮麗な駅舎

ときに駅のトイレは硬貨もクレカも不可、飲食店の客のみOKらしい。んなアホな。親切なマダムがくれた利用券のおかげで事なきを得たが、こういう時日本で困ってる旅人に親切にしようと改めて思う。

時刻は13時を回り、街を散策&昼メシ処を探しがてらお宿へにじり寄ろう。

ポッと現れるアーケードがお上品すぎる
ポッと現れるアーケードがお上品すぎる
シャビーカラーのかわいいチンさん発見
シャビーカラーのかわいいチンさん発見
古い建築と路面電車の架線がなんかノスタルジー
古い建築と路面電車の架線がなんかノスタルジー

駅からお宿までは徒歩40分。観光がてら歩こうという考えも途中で失せ、通りすがりの停留所でトラムに乗車。

タッチ決済するも未だ請求はない
タッチ決済するも未だ請求はない

昨今多い非接触のお宿は予約アプリ経由で入室方法の連絡がある。今回なしのつぶてで焦ったが、当日突然WhatsAppで鍵の入手方法を知らされる。世界版LINEのWhatsApp、重宝しますぞ。要SMS認証なので渡航前に設定しよう。

お宿は落書きとケバブ屋が多い地域
お宿は落書きとケバブ屋が多い地域

2泊するお宿はアパートの1室。テニスの世界大会がありどこも高額だったが、これで1泊14,600円ならよしとしよう。

立派なキッチン付きのリビングダイニング
立派なキッチン付きのリビングダイニング
小さい洗濯物が乾くリスカルダメントがありがたい
小さい洗濯物が乾くリスカルダメントがありがたい
荷物置き場で重宝したリネン室
荷物置き場で重宝したリネン室
過去イチ広く立派な優良物件に見えたが…
過去イチ広く立派な優良物件に見えたが…

15時を回ったがまだ昼メシにありついてない。お出かけがてら軽食でも喰らおう。

さて、これから向かうは家臣が大好きなFiat Stellantis &You Torino Mirafiori、いわゆるFIATのディーラー。展示数が多くグッズショップもある(あった)。

その前に近所のバールで軽食をば
その前に近所のバールで軽食をば
タバッキで乗り回し券Biglietto City購入
タバッキで乗り回し券Biglietto City購入

トリノはトラム移動が便利。バスみたいに荒い運転でぶっ飛ばさず、穏やかに景色が楽しめる。40分ほどかかってようやっとMirafiori到着。

フィアッティスタなら一度訪れてみては
フィアッティスタなら一度訪れてみては
みんなの人気者チンさん
みんなの人気者チンさん
蛍光ペンカラーのABARTH仕様
蛍光ペンカラーのABARTH仕様

残念ながらグッズ屋はなくなったようで、家臣は羽をシュンとさせている。街で見かけたかわいいチンさんもなく滞在時間わずかで撤収。乗り回し券で再び中心に戻る。

お上品なトリネーゼが行き交うチェントロを散策
お上品なトリネーゼが行き交うチェントロを散策
教会かなんか知らんが由緒ありそうな建物
教会かなんか知らんが由緒ありそうな建物
なぜか盆踊り会場ぽい照明
なぜか盆踊り会場ぽい照明

「狙ってた場所がすぐそこにありましてですね…」
「参りましょうともミヅーラさまぁ」
「わわ~ん」

てなワケで向かった先はMercato Centrale。想像してた服屋などのモールと違い、フードコートがメインのよう。

既に撤収済みだが巨大なポルタパラッツォ青空市場もここ
既に撤収済みだが巨大なポルタパラッツォ青空市場もここ
工場跡地?不思議な造りの内部
工場跡地?不思議な造りの内部

せっかくなので食前酒でもいただこう。バール、フォルマッジョ、肉、果てはラーメン屋まである。試食をくれた肉屋で生ハム盛りをご注文、飲み物はバールスタッフがテーブルを回り注文を取るシステム。チップもいらず明朗会計。

白い脂とタンニン少なく呑みやすい正露丸味のヴィーノ
白い脂とタンニン少なく呑みやすい正露丸味のヴィーノ

日本の安物とは違い噛み応えがあり肉肉しい。しばし大人の空間を楽しんだあと、ほろ酔いで次のミッションへ。

隊員犬ぱむの名前の由来となったスペルメルカート『PAM』で今夜の夜メシを仕入れる。予算に合った店を探す手間も不要で経済的、小食になった我が身にキッチン付きのお宿はありがたい。

一応アンティパスト、プリモ、セコンドを意識
一応アンティパスト、プリモ、セコンドを意識

フロに入ったあとの宴は最高ですなぁ。そして明日は5年ぶりのキノコ祭り、今回のメインイベントである。ついでに行くアスティも楽しみですねぇと話し合ったかどうかは忘れたが、快適な寝床にモゾモゾ入った。