VIAGGI
キノコー!!
関空から22時間かけてイタリア入りした翌日、朝9時にお宿を後にするヤツらの姿があった。本日はここマルペンサ空港からトリノへ移動。2回乗り換える独自ルートで合計18.10€と、当日購入約50€のFreccia Rossaと比べ相当お得。
空港駅からまずは10分ほどで
そらそうとここブスト、帰国便が早朝のため最終の宿泊地でもある。2日後にまた逢おう~。
30分ほどの乗車で次の乗り換え駅ノヴァーラ・ノルド(Novara Nord)駅到着。ここでTrenordと別れ、Trenitaliaのノヴァーラ駅からトリノへ向かう。次の列車まで1時間、街をピロっと探訪しよう。
北イタリアだが日本と気温差はあまりない体感。目抜き通りのコルソ・カヴールから横道に逸れて聖堂を目指そう。
遠方からでもそのクーポラを拝めるサン・ガウデンツィオ聖堂。トリノのシンボル、モーレ・アントネリアーナと同じ建築家アレッサンドロ・アントネッリが設計とな。
昼メシを貪る時間もないままトリノ行きに乗車、1時間20分でポルタ・ヌオーヴァ(Porta Nuova)駅到着。
ときに駅のトイレは硬貨もクレカも不可、飲食店の客のみOKらしい。んなアホな。親切なマダムがくれた利用券のおかげで事なきを得たが、こういう時日本で困ってる旅人に親切にしようと改めて思う。
時刻は13時を回り、街を散策&昼メシ処を探しがてらお宿へにじり寄ろう。
駅からお宿までは徒歩40分。観光がてら歩こうという考えも途中で失せ、通りすがりの停留所でトラムに乗車。
昨今多い非接触のお宿は予約アプリ経由で入室方法の連絡がある。今回なしのつぶてで焦ったが、当日突然WhatsAppで鍵の入手方法を知らされる。世界版LINEのWhatsApp、重宝しますぞ。要SMS認証なので渡航前に設定しよう。
2泊するお宿はアパートの1室。テニスの世界大会がありどこも高額だったが、これで1泊14,600円ならよしとしよう。
15時を回ったがまだ昼メシにありついてない。お出かけがてら軽食でも喰らおう。
さて、これから向かうは家臣が大好きなFiat Stellantis &You Torino Mirafiori、いわゆるFIATのディーラー。展示数が多くグッズショップもある(あった)。
トリノはトラム移動が便利。バスみたいに荒い運転でぶっ飛ばさず、穏やかに景色が楽しめる。40分ほどかかってようやっとMirafiori到着。
残念ながらグッズ屋はなくなったようで、家臣は羽をシュンとさせている。街で見かけたかわいいチンさんもなく滞在時間わずかで撤収。乗り回し券で再び中心に戻る。
「狙ってた場所がすぐそこにありましてですね…」
「参りましょうともミヅーラさまぁ」
「わわ~ん」
てなワケで向かった先はMercato Centrale。想像してた服屋などのモールと違い、フードコートがメインのよう。
せっかくなので食前酒でもいただこう。バール、フォルマッジョ、肉、果てはラーメン屋まである。試食をくれた肉屋で生ハム盛りをご注文、飲み物はバールスタッフがテーブルを回り注文を取るシステム。チップもいらず明朗会計。
日本の安物とは違い噛み応えがあり肉肉しい。しばし大人の空間を楽しんだあと、ほろ酔いで次のミッションへ。
隊員犬ぱむの名前の由来となったスペルメルカート『PAM』で今夜の夜メシを仕入れる。予算に合った店を探す手間も不要で経済的、小食になった我が身にキッチン付きのお宿はありがたい。
フロに入ったあとの宴は最高ですなぁ。そして明日は5年ぶりのキノコ祭り、今回のメインイベントである。ついでに行くアスティも楽しみですねぇと話し合ったかどうかは忘れたが、快適な寝床にモゾモゾ入った。