VIAGGI
ナタ~レ~!
オイルヒーターMAXの部屋で快適に一夜を過ごす。本日はミュンヘン発9:30のEuroCityでオーストリアを経由し、イタリア最大のメルカティーノが本日より開催のボルツァーノ(Bolzano)へアンディア~モ~!
「カーニボン、腹が減ってめまいが~」
「ミヅーラさまは道端に落ちてるカネを探してるとき以外、いつもそうおっしゃる」
ってんで、朝ごパン求め徒歩20秒の中央駅をさまよう。
YORMA'Sは地下街店も含めて4店舗はありげな人気店で、北口店(勝手に命名)は広くビッラの種類も豊富。
チェックアウトを済ませ、我らがEuroCityの入線を待つ。こんな最果てのホームにもYORMA'Sがあるぞ。旅のお供をお買い求め~。
都会を走り抜け、東駅で停車。ここからしばし都会に別れを告げる。
あとはただただ、牧歌的な風景や雪を頂いた山脈、崖が広がるのみ。
ちょっくら車両を移って探訪してみよう。「売店こちら」的な矢印があったので辿ってみると、コンパートメントを占拠して売店にしておった!柔軟な発想に敬服。
なんやかやでインスブルックに入ってまいりやした~。地図で見るとこれでまだ旅の半分!
4時間の旅を終えやっとこさボルツァーノ到着~。郊外のお宿にはさらにバスで15分ほど。偶然バス停で交代待ちの運ちゃんに遭遇、直で切符をお買い上げし乗車。
バス停からお宿は目と鼻の先。アーリーチャックインをOKしてくれた宿主に迎えられる。
なんと宿主も娘と共に住んでおり、「まあ顔合わすことないけど」らしいが、自宅の1室だけ貸し出すタイプはお初。お高いボルツァーノで€108(18,191円)はまだマシな方(涙)。
ひと通り説明すると「ほんじゃ」と宿主は出て行った。ここに住んでるというのにどこへ・・・。
さてさて、チェックインを終えると再び胃の不調が押し寄せる(おえっぷ)。
「ワタクシはちと休みますよ、カーニボンや(疲)」
「それではぁ、ワタクシはぁ、隊員犬とお散歩してきますぅ(楽)」
「わんわん~(犬)」
陽も落ちかけ、そろそろチェントロのメルカティーノへ『ボルツァーノカード』でアンディアーモ~。
宿主から貰ったこの交通フリーパス、
2018年の『ブリクセンカード』と同様だが、くれるお宿に当たればラッキー。
しかしバスのピタポン機に反応せず、共に乗車した男の子が代わりに運ちゃんに訊いてくれたが、「運転中話しかけるな」的にキレられ申し訳なかった。代わりに周りのマダムたちが、
「機械がないからいいのよぉ」
「メルカティーノ行くなら終点のひとつ手前よぉ」
と口々に説明してくれる。イタリア国民のみなさんありがとう。帰国したら外国人旅行者にお節介しようと心に誓う。
ボルツァーノは本日が開催初日。5年ぶりのメルカティーノに喜びをかみしめる。
「ミヅーラさま、なにかいただきましょうとも」
「せっかくですからねぇカーニボン(おえっぷ)」
メルカティーノと言えばのヴァンブリュレ(=グリューヴァイン)とともに、観光地価格のサルシッチャをご注文。ミヅーラさまはポレンタを粥代わりについばむ。
「カーニボン、いつものヤツを調達せねば(焦)」
「いつものヤツですね、わわん~(焦)」
「はて、なんでしたかな~(楽)」
そう!冬の行脚で買うことが義務付けられている来年のカレンダー!
立ち寄った本屋で「クソ小さいカレンダー」の説明がすんなり通じてすぐゲット!いつもはそうとう彷徨うのに。
いやはや、長距離移動が続いて疲れた。メラーノにも行く予定だったが、体力を回復させて明日に回そう。お宿手前のバス停で降りて、カーニボンの夜食をお買い上げ。
「ミヅーラさまのパーネもございますので、体調が戻りましたら(優)」
「あうあう、優秀な家臣よ~(涙)」
「遠慮なくいただきますわん~(犬)」
ってんで、体をリセットすべく気持ちのいい寝床にモゾモゾ入った。